ニュージャージー補習授業校

 

ニュージャージー補習授業校

 

本校はニュージャージー州のパラマスで土曜日に授業を行っている。日本の学習指導要領に示された「主体的で対話的な深い学び」を目指し、お互いに学びあい、高めあうグループ学習を推進している。充実した学校行事や日本の習慣や伝統に触れて、日本語で楽しく学習し、日本文化を学ぶ学校となっている。

4月の予定在籍人数は、幼児部年中組から高等部2年生までと国際学級を含め約380名です。学級数は24学級。教職員数は40名となっている。国際学級とは国籍や学齢に関係なく、日本語や日本の文化を学ぶことができる学級で、13名の生徒が在籍している。

日本人及び日系人の子どもたちのために、日本の学習指導要領に準拠した国語、算数・数学、生活・社会科の授業を実施している。土曜日に借用しているParamus Catholic High Schoolは、周囲を緑に囲まれた自然豊かな場所にあり、子どもたちはのびのびとした環境で日本語の教育を受けている。

土曜日の朝は、子どもたち、教職員、双方から「おはようございます」という元気な挨拶が飛び交い、一日の学習が始まる。平日現地校に通い英語で学習している子どもたちは、一週間ぶりに会う友達と日本語で仲よく学んでいる。基本的に校内では英語の使用を禁止している。幼児部と初等部1年生は発達段階を考慮し、各学級に1名のアシスタントを配置している。担任と2名体制で教育活動を行うことで、一人ひとりの生徒への指導が可能となっている。

その他、入園・入学式、卒園・卒業式などの学校行事は、日本文化を体感できる重要な催しと捉え、大切にしている。年間で開催する学校行事の数も充実しており、運動会、文化祭、毛筆体験、七夕飾り、新年の集い、ひな祭り、学習発表会、などを実施している。これらは、子どもたちが日本文化を知り、自ら体験できる貴重な機会だと感じている。なかでも運動会は、子どもたち、保護者、教職員が一体となって創り、楽しむ一大イベントになっている。

子どもたちは、このような授業や行事を通して、知・徳・体のバランスの取れた国際性豊かなグローバルな人材へと育っている。

 

授業風景
運動会
七夕


子ども達に人気の図書館

校内にある図書館には、およそ6500冊の日本語の本がある。保護者によって管理、運営されており、新しい本も随時購入されている。毎週3冊まで借りることができ、幼児部から高等部までの子どもたちが日本語の本を通して、知識を深めている。


先輩、後輩の絆を深める宿題クラブ

子どもたちからのリクエストで設立されたクラブ。放課後に友達と一緒に宿題に取り組みたいという願いから父母の会の協力により実現された。宿題をこなすことに苦労した経験を持つ高等部の生徒たちが自ら志願し、後輩のためにチューター役をかってでてくれた。先輩が後輩の質問に答え、わからない問題についてやさしく教えてくれるため、子ども達が楽しんで取り組むことができている。

宿題クラブの様子


日本文化を学ぶ放課後クラブ

月1〜2回開催されている放課後クラブも子ども達に人気となっている。日本文化を仲良しの友だちと一緒に楽しめるだけでなく、先輩から教わる場面も多く、子ども達のコミュニケーションの場として重要な役割を担っている。


友だちと一緒に将棋を楽しむ

将棋クラブは子ども達からの人気が高く、皆が夢中になって将棋を指している。小さな子ども達は、簡単などうぶつキャラクターの将棋ボードゲームで対戦。中高生は終了時間ギリギリまで熱戦を繰り広げている。

将棋クラブ


講師の先生の手ほどきでお茶を楽しむ

茶の湯クラブでは、和服を着た講師の手ほどきで、お茶の作法を学び、日本の伝統文化を学ぶ場となっている。おいしい和菓子とお茶をいただけることが子ども達にとって何よりも待ち遠しい機会だ。

茶の湯クラブ


講師の先生の指導の下、剣道で鍛える

剣道クラブでは「大きな声を出せる。武道の心を学び、礼法が身につく。日本文化を体感できる。いざという時の護身術となる。」という剣道の良さを身に着けようと、積極的に取り組んでいる。経験者はもちろん、初めて剣道に挑戦する子どもや保護者も背筋を伸ばして修練に励んでいる。

剣道クラブ


講師の指導の下、書に親しむ

書道クラブでは、ひらがなと漢字を子どもの成長段階に応じて丁寧に練習していく。心を静かに落ち着かせて半紙に向かい、毛筆を使って墨で文字を書く。書道を通して集中力や教養を身に付け、日本文化に浸っている。

書道クラブ

ニュージャージー補習授業校
Tel 201-585-0555(事務局)
2 Executive Dr, Suite 280, Fort Lee, NJ 07024
https://jwsnj.org/

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