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NYUのデモ参加者処分に波紋
反省文提出などが復学条件

ニューヨーク大学(NYU)で4月22日、パレスチナ地区ガザにおけるイスラエルの軍事行動に反対する抗議活動を行っていた学生や教職員数十人が逮捕されたことを巡り、大学側は最終的に学生たちに対する刑事告発を取り下げる方向に動いた。その一方で、一部の学生に対して課した懲戒処分の内容が波紋を呼んでいる。ニューヨーク・タイムズが17日、報じた。
対象となった学生が大学に復学するには、「道徳的推論」と「倫理的意思決定」を向上させることを目的とした教本「エトス・インテグリティ・シリーズ」の49ページに及ぶ読書と課題をこなすことが求められる。また、一部の学生には、反省文の提出が求められ、その中で、学生行動課が定めた、「あなたの価値観とは」、「あなたが下した決断は、あなたの個人的価値観と一致していたか」、「物事を正すために何をしたか、あるいはまだする必要があるか」などの質問に答える必要がある。自分の行動を正当化しないよう明確に指示された学生らは、フォントや文字の大きさに至るまで細かく指定された論文を作成し、5月29日までに提出しなければならない。
これを受け、「独立した思想を養成する場としての大学の使命に対する裏切りだ」との教授や、「大量虐殺に反対したことを謝るつもりはない」とする学生の声が上がっている。
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