衝撃…NYで無差別に突き飛ばされ線路に落下、奇跡的に助かった男性

突き落としの現場を捉えた監視カメラの映像を放送するCBS Newsのキャプチャ(photo: CBS New YorkのYouTubeから / https://www.youtube.com/watch?v=xE1tvYfd5Ps)
犯罪が増加しているニューヨーク市の地下鉄網で、乗客に対する無差別な攻撃が相次いでいる。昨年は、喧嘩中に突き飛ばされたケースも含め、線路に突き落とされる事件が26件起きた。迫り来る列車に向かって突き飛ばされた人のほとんどは、助からないという。ニューヨーク・タイムズは24日、昨年の大晦日にホームから線路に突き落とされ、奇跡的に助かった男性について報じた。

昨年の大晦日の午後。マンハッタンの地下鉄1番線18丁目駅のプラットホームでブルックリン行きの列車を待っていたジョセフ・リンスキーさんは、列車到着直前に面識のないカメル・ホーキンス被告(23)に突き飛ばされ、線路に転落した。レールの間に落下し、到着した列車との衝突を免れたリンスキーさんは1号車の真下から助けを求め、駆け付けた消防士に救出された。肋骨4本と頭蓋骨の骨折、脾臓の破裂、脳震盪、そして精神的外傷(PTSD)を負った。
ホーキンス被告は、その日のうちに逮捕され、殺人未遂罪、暴行罪および暴行未遂罪で起訴されたが、無罪を主張している。事件から1週間後、自宅に戻ったリンスキーさんは「市の生命線である地下鉄網で電車が近づいてきたとき、乗客が壁際に立ったり柱につかまったりする必要がなく、誰もが安全だと感じられるよう守られるべきだ」と訴えている。
編集部のつぶやき
地下鉄のプラットホーム突き飛ばしはここ数年で急増している。これまでは、「黄色いラインの内側で待ちましょう」などと言われていたが、そんな生やさしいことで命は守れない。プラットホームでは、①必ず壁を背にして立つ ②壁がない場合は、ホーム真ん中に立ち、ポールなどを掴んで身を守る ③スマホは見ない ④常に周囲の状況に気を配り、「怪しい」と感じる人間がいたら、速やかにその場から立ち去る、を徹底しよう。(A.K.)
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