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ニューヨーク日本人学校(コネティカット州グリニッチ、岡田雅彦校長)は2日、3日の両日、全校あげての新年の恒例行事「書き初め大会」を開催、子どもたちは、昨年12月から国語の書写の時間で練習に取り組んできた成果を思う存分発揮した。


1、2年生は教室で硬筆を、初等部3〜6年生は楷書、中等部7〜9年生は毛筆で行書の作品づくりを体育館で行った。静寂の中、「一意専心」の精神で一字一画、真剣かつ丁寧に取り組む姿が印象的だった。完成した作品は教室前の廊下に掲示され、厳正な審査を経て、受賞作品が決定した。休み時間に子どもたちは廊下で作品を鑑賞し、惜しくも賞に漏れた友達の作品をほめるなど、微笑ましい光景も見られた。
新年の恒例行事はその後も続き7日には、「百人一首大会」も開催した。この日は6〜9年生が体育館に集まり、熱い戦いを繰り広げた。国語の授業での練習の他、休み時間や冬休み中に主体的に特訓する子どもも多く、「決まり字を覚えて、速く札を取れるようにしよう」「この歌は好きだから絶対に取る」など、各自が目標をもって取り組み、大会に臨んだ。
7日の本番では「横綱」「大関」「関脇」「小結」の学年混合9グループに分かれ練習の成果を競い合った。「ちはやふる神代もきかず竜田川…」の一文字目が読まれるや否や、その札に一斉に飛びかかる場面もあり、大いに盛り上がった。また、英語科のアメリカ人教師も読み手として参加し、日本の伝統文化の良さ、日本語の響きの美しさを、子どもたちと共有した。(情報・写真提供:ニューヨーク日本人学校)


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