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ニューヨーク市民が交通事故で死亡する確率は2024年時点で、銃乱射事件で死亡する確率よりも高かったことが、最近の分析で明らかになった。とは言え、交通安全に取り組む関係者からは、交通事故死を減少させるべく14年に立ち上がった「ビジョン・ゼロ」キャンペーンから10年が経過した現在でも、交通事故に対する十分な進展が見られないとする不安の声が漏れる。ゴッサミストが13日、伝えた。

関係機関の調べによれば、交通事故による昨年の死者数は253人。同時期に射殺されたのは203人で、50人多い計算になる。14年の交通事故死者は259人で、24年は微減となったものの、ビジョン・ゼロが施行された当時とほぼ同水準に相当する。パンデミックの最中だった21年には一時的に276人まで急増したが、その後は減少傾向を示している。
ニューヨーク大学のダイアナ・シルバー教授(公衆衛生政策・管理学)は、24年の10万人当たりの交通事故死者は約3.1人である一方、銃乱射による死者は2.5人だとして、全米の他都市に比べると安全だと指摘。事故による死者は259人、銃撃による死者は224人だったという。関係者からは「市内5区の制限速度を時速20マイルに引き下げる権限を拡大すべきだ」などとして、交通事故による死者を抑える施策を展開すべきとの声が広がっている。
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