ニューヨーク市内では独身者を含む「1人暮らし」は、パートナーやルームメートとの「ルームシェア」をする人より生活費を格段に多く払わなければならない。いわゆる「シングルズタックス(独身者税)」が市内で過去最高の年間2万100ドルに達した。シークレットNYCが19日、報じた。

市内の家賃は過去5年で24%も上昇。加えて食費や光熱費、ケーブルやインターネットの料金も高い。ルームシェアをすれば頭数で割ることができる。1人暮らしではそれができないから、高い出費を1人で賄うことになる。これがシングルズタックスだ。
不動産紹介サイトの StreetEasy によれば、市内平均は過去最高の年間2万100ドルになるという。全米平均の約3倍で、全米でトップ。「1人暮らしは割高」という厳しい現実だ。裏を返せば、シングルズタックスの高い地域で2人で住めば、その2倍節約できるという計算になる。
シングルズタックスの元凶は家賃。マンハッタンの1ベッドルームの家賃希望価格(中央値)は4200ドルで、シングルズタックスに換算すると2万5200ドルに上る。ブルックリンは家賃が3049ドルでシングルズタックスは1万8294ドル。クイーンズは家賃が2650ドルで、シングルズタックスは1万5900ドルだ。詳細はStreetEasyを参照。
レンタル物件紹介サイトの RentHop は、全米の「独身者にとって最も家賃が割高な都市」ランキングを発表している。最も割高なのはニューヨーク市。収入の68%が家賃に消えていく。2位はマイアミで54%。以下、デトロイト(37%)、ボストン(36%)、ロサンゼルス(同36%)と続く。最も割安なのはカンザス州ウィチタで18%だ。
編集部のつぶやき
ニャンコやワンコと同居では節税にはなりませんな。(A.K.)
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