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ニューヨークで今月10日に起きた観光ヘリコプターの墜落事故により、ヘリコプターツアーの安全性が懸念されている。ニューヨークタイムズが23日、伝えた。

空から絶景を鑑賞できる観光ヘリコプターツアーは人気が高い。ただ、観光ヘリコプターは、他の商業航空が準拠する24時間ごとに8時間までといった飛行時間制限やパイロットの休憩義務、厳格な訓練などの規定(連邦航空規制パート135)がない緩やかな規制(パート91)下での運航が許可されているため、パイロットの疲労による事故など危険な状況を引き起こしやすい。2008年以降に起きたヘリコプター事故の大半は、パート91の規則下で運航されていた。
2019~23年までの、民間航空機による平均致死事故率は、10万飛行時間あたり0.01未満だった一方、ヘリコプターは、0.69と高い。08年以降、アメリカでは商業用観光ヘリコプター事故が80件発生し、72人が死亡。ハワイ州が20件と最多で、次いでフロリダ、ネバダ、テキサス、アラスカ各州。ニューヨーク州は2件だった。
安全性の確認には、予約前に保有する航空機の台数、適用される連邦航空規制、パイロットの訓練方法、TOPS(Tour Operators Program of Safety)のような安全団体に加盟しているかツアー会社に確認することが推奨される。また、米国家運輸安産委員会(NTSB)のデータベースで会社の事故歴を確認できる。
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