2025年5月1日 NEWS DAILY CONTENTS

タイムズスクエアで銃撃事件…SNSではビデオが拡散、29歳のフードベンダーが負傷

タイムズスクエアで4月30日午前5時ごろ、フードトラックのベンダー(29)が銃で撃たれるという事件が発生した。銃弾は腕に当たり、ベンダーは負傷。ニューヨーク市警察(NYPD)は容疑者の男3人を逮捕した。amニューヨークが同日、伝えた。

「世界の交差点」と呼ばれるタイムズスクエア。NYPDの昨年のデータによれば、強盗、重窃盗、住宅侵入窃盗などは減少しているが、重暴行、レイプ、軽窃盗、小売店での盗難、薬物関連の犯罪などは増えている(5月1日、7th Ave. & 44th St. / photo: Minako Yoshimoto)

事件があったのは西47丁目とブロードウェイの角。NYPDによると、フードトラックのベンダーが若い男数人とバックパックを巡って口論になった。口論はけんかに発展。揉み合う男たちの1人はナイフを振り回していた。その様子を撮影したショッキングなビデオがSNSに投稿されている。その後、他の1人が数発発砲。その1発がベンダーの右腕に当たった。緊急医療班(EMS)がベンダーをベルビュー病院に搬送。命に別状はないという。ナイフを振り回していたのが被害者かどうかは不明。

近くで警戒にあたっていた警官数人が容疑者3人を逮捕。そのうちの1人、エマニュエル・チャールズ容疑者(21)は殺人未遂、2級暴行、武器不法所持、無謀危険行為などの疑いがかけられている。手錠をかけられた同容疑者はミッドタウン・ノース警察署の外で移送されるのを待つ間、「ヤツがナイフを取り出して向かってきた」と「正当防衛」を主張していた。

NYPDのチェル部長は「加害者の身柄を拘束し、市民の安全を確保した」とコメント。現場はタイムズスクエアのど真ん中。朝のラッシュ時にもフードトラックの周りにはNYPDの黄色い規制線が張り巡らされ、警官が現場で捜査を続けており、道ゆく人々は不安気な表情を浮かべていた。市内では4月16日にも西43丁目と8番街の角で、14歳の少年が目を鋭利な刃物で刺されて負傷したばかり。

                       
合わせて読みたい記事
RELATED POST