2025年5月20日 Miki COLUMN

『ちょっと得するNY20年主婦のつぶやき』(4)青春のシンボル “ニキビ” の正しいケア方法

写真はイメージ(photo: Unsplash / Tim Mosshoder)

「ニキビは青春のシンボル」とよく言われますよね。10代に多く見られるからでしょうか。”青春のニキビ”は、多くの場合、成長期に必要なホルモンの働きによって、皮脂が過剰に分泌されるからだそうです。

我が家にも成長期の男子が2人いて、まさにその証拠のようにニキビがしっかり出ています・・・。もちろん時間が経てば、自然に収まっていくものですが、外見を気にする年頃なので、まめなケアが必要となります。

皮膚科で診察を受けて、飲み薬や塗り薬を処方してもらうのが一番確実ですが、放課後も習い事などでなかなか時間が取れない我が子たちには、自宅でできるケアを心がけています。

写真はイメージ(photo: Unsplash / Tim Mosshoder)

ニキビは、皮脂が過剰に分泌されるのが原因だと言われているので、まずは皮脂をコントロールすることが大事ですよね。

我が家では、①洗顔、②サプリメント、③スキンケア、④薬の4段階でケアをしています。

まずは、洗顔。

洗顔料

洗顔のときは、ドラッグストアでも手に入るニキビ肌専用の洗顔料を使っています。一般的に、ニキビ用洗顔料には、ベンゾイル過酸化物(Benzoyl Peroxide)、サリチル酸(Salicylic Acid)成分が配合されています。

<ベンゾイル過酸化物とは?>

・主にニキビ治療薬に使われる有効成分で、アクネ菌の殺菌作用と角質除去作用があります。
・強力な殺菌作用で、ニキビの原因菌(アクネ菌)を除去してくれます。
・毛穴の詰まりを防ぎ、角質をやわらかくする効果もあります。
・炎症性ニキビ(赤ニキビ)にも効果的です。

注意すべきは

・肌への刺激がやや強い(赤み、乾燥、皮むけなど)ので、使い始めは少しずつで、様子を見ながら使用するのが◎
・色の濃い衣服やタオルにつくと漂白作用があるので、そちらも注意。

<サリチル酸の特徴とは?>

・脂溶性(油に溶ける)のため、毛穴の奥まで浸透しやすく、角質や皮脂の詰まりをやさしく取り除く効果があります。
・ざら抗炎症作用があり、肌荒れを抑える効果もあります。
・毛穴の黒ずみ、白ニキビ・黒ニキビケアに効果的です。

一方で、注意点とは?

・敏感肌の方には刺激が強すぎる場合もあるので注意。
・使用後は紫外線に敏感になりやすいため、日焼け止めを併用するのがおすすめです。

次に、サプリメントで必要成分補給。

我が家では、① パントテン酸 ② ナイアシンアミド ③ ジンク ④ ビタミンA を飲んでます。

パントテン酸の特徴

・パントテン酸は、ビタミンB群の一種(ビタミンB5)で、皮脂の分泌をコントロール(特にニキビ肌に注目)。
・エネルギー代謝のサポート(糖・脂質・タンパク質の分解に関与)、ストレスに対する抵抗力の向上(副腎ホルモンの合成を助ける)。
・皮膚や粘膜の健康維持に重要。

ナイアシンアミドの特徴

・ナイアシンアミド(Niacinamide)は、ビタミンB3の一種で、皮脂の過剰分泌を穏やかに抑える作用があり、特に脂性肌や思春期ニキビの予防に効果的で、ニキビ跡(茶色いシミ)の予防や改善にも期待できます。

ジンクの特徴

・皮脂コントロール, 炎症を抑える, ニキビ跡・傷の回復を助ける。

ビタミンA

・角質細胞のターンオーバーを促進し、毛穴の詰まりを防止、皮脂分泌抑制、真皮でコラーゲン合成を刺激、ニキビ跡の凹凸・小ジワ改善。

そして、スキンケア。必要に応じて、パッチや薬も。

スキンケア一式

洗顔をしてサプリメントを飲んだあと、上の写真にあるスキンケア製品でお手入れをしています。それでも手ごわいニキビには、パッチを貼ったり薬を塗ったり。たいていこれで、そこまでひどくないニキビなら数日で落ち着いてくれます。

パッチと薬

もちろん油分や糖分の多い食べ物は控えめにするよう注意していますが、成長期の子どもたちなので、基本的には大きな食事制限はせず、寝る前には食べないように気をつける程度にしています。朝起きして、自分の顔がきれいになったのを見てにこっと笑う子どもたちの姿を見ると、それだけでこちらも1日が気持ちよく始まります。

<今日の一言 >

思春期の子どもは、親の言葉に敏感ですよね。「命令」より「提案」、「押しつけ」より「選択肢」、役割はサポート系? 肌だけでなく、心も揺れやすい時期だからこそ、焦らず穏やかに続けることが大切だと思います。

たとえ自分の子どもであっても、あえて「下宿人」だと思って、適度な距離とマナーを大切にすることで、この思春期の時期を穏やかに乗り越えられるのではないかと思っています。

                       
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