司法長官★パム・ボンディ(59)
フロリダ州テンプルテラス出身。イタリア系。父親はテンプルテラス市長。フロリダ大でBA、ステットソン大でJD。法曹界でキャリアを積み、フロリダ州司法長官に。第1次トランプ政権でトランプが弾劾訴追された際、弁護団の一員を務めた。トランプの主張の代弁者。美人でタフな法律家としてSNSで大人気。
当初、司法長官候補にはマット・ゲーツ元下院議員が指名されたが、未成年の女性との性交渉疑惑が問題化して辞退したため、トランプはパム・ボンディを指名した。サイエントロジストと言われる。2度の結婚・離婚をへて、現在、パートナー男性と同棲中。
農務長官★ブルック・ロリンズ(52)
シンクタンク「アメリカ・ファースト政策研究所(AFPI)」所長。テキサス州グレンローズ出身。テキサスA&M大でBA。 UTオースティンで JD。
実家は農家で、若いときから、農業青年クラブの「4Hクラブ」や「フューチャー・ファーマーズ・オブ・アメリカ」に参加。化石燃料の推進や市民生活におけるキリスト教の役割拡大に取り組む「テキサス公共政策財団」の代表も務めた。
第1次トランプ政権で国内政策会議委員長を務めている。子供4人の母親。
労働長官★ロリ・チャベスデレマー(56)
カリフォルニア州サンタクララ出身。メキシカン・アメリカン。カリフォルニア州立大フレズノでBBA。
オレゴン州ハッピーヴァレーの市会議員と市長を経て、2022年ラテン系女性としてカリフォルニア州で初めて下院議員に当選。しかし、2024年の下院選では敗れた。
全米運輸労組「チームスターズ」から支持を受けて、労働長官に就任。夫は麻酔科医で、子供2人。
教育長官★リンダ・マクマホン(女性、76)
ノースカロライナ州ニューベルン出身。家系は英ウェールズ系。イーストカロライナ大でBA。1968年に幼馴染の夫ビンス・マクマホンと結婚し1男1女をもうける。夫ともにプロレス団体WWE(旧WWF)を経営してCEOも務め、テレビにも度々登場。
2010年コネチカット州の上院選に共和党から出馬下が、落選。2016年の大統領選でトランプを支持し、第1次ト政権で中小企業庁長官に指名されて4年間の任期を務めた。共和党への大口献金者であり、シンクタンク「アメリカ・ファースト政策研究所(AFPI)」の理事長でもある。
かつて、夫とともにWWEのリングボーイと呼ばれる児童の性的虐待と搾取を助長したと訴えられたことがある。バブティストだったが、カトリックに改宗。
国家情報長官★トゥルシー・ギャバード(43)
アメリカ領サモア出身。2歳のとき、一家はハワイに移住。母はヒンドゥーで、幼少期からヒンドゥーとして育つ。ハワイ・パシフィック大でBA 。
2002年に弱冠21歳でハワイ州議会下院議員に当選、当時全米で最年少の州議会議員として話題に。2004年、Hawaii Army National Guardの一員としてイラクの戦闘地域に派兵。
2011年、ホノルル市議会議員となり、翌2012年、空席となったハワイ2区より連邦下院選挙に挑戦し当選。2020年の大統領選では「非介入主義」の外交を掲げて民主党候補の指名獲得を目指したが、その後に離党。共和党に鞍替えして、トランプ支持を表明した。
ヘグセスと並んで、閣僚人事として最も疑問視され、日本に対しての誤解発言が目立つ。
中小企業庁長官★ケリー・レフラー(43)
イリノイ州ブルーミントン出身。実家は農場。イリノイ大アーバナシャーペーンでBS。卒業後、トヨタに勤務。1999年、デポール大でMBA。
その後、シティバンク、インターナショナル・エクスチェンジでキャリアアップ。インターナショナル・エクスチェンジのCEOでNY証券取引所のチェアマンのジェフ・スプレチャーと結婚し大富豪となる。2020年にジョージア州選出上院議員。2024年の大統領選挙ではトランプ陣営に約500万ドルを寄付。
国連大使★エリス・ステファニク(40)
ニューヨーク州オルバニー出身。父親はチェコ、ポーランド系、母親はイタリア系。オルバニー女子アカデミー卒業後、ハーバード大でBA。
キャリアのスタートは、ジョージ・W・ブッシュ政権で国内政策会議のスタッフメンバー。ポール・ライアン、ミット・ロムニーなどの選挙活動を手伝い、2014年、最年少の30歳でニューヨーク21区の共和党の下院議員となる。その後、当選を重ね2021年には下院共和党会議議長に選出される。
2024年の大統領選で班、一時は副大統領候補にも名前が挙がった。親イスラエルでウクライナ支援には反対。国連でイスラエルへ米国の資金拠出の見直しを訴えた。
2027年にマーケティングディレクターと結婚、1児の母。
【読者のみなさまへ】本コラムに対する問い合わせ、ご意見、ご要望は、
私のメールアドレスまでお寄せください→ junpay0801@gmail.com

山田順
ジャーナリスト・作家
1952年、神奈川県横浜市生まれ。
立教大学文学部卒業後、1976年光文社入社。「女性自身」編集部、「カッパブックス」編集部を経て、2002年「光文社ペーパーバックス」を創刊し編集長を務める。2010年からフリーランス。現在、作家、ジャーナリストとして取材・執筆活動をしながら、紙書籍と電子書籍の双方をプロデュース中。主な著書に「TBSザ・検証」(1996)、「出版大崩壊」(2011)、「資産フライト」(2011)、「中国の夢は100年たっても実現しない」(2014)、「円安亡国」(2015)など。近著に「米中冷戦 中国必敗の結末」(2019)。
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