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ニューヨーク市のエリック・アダムス市長は6月18日、公立学校向けの金融リテラシー教育プログラムを発表した。「Financial Literacy for Youth(FLY)イニシアチブ」と名付けられた同プログラムは、2025〜26年度に15の学区でパイロットプログラムを実施し、30年までに全校に拡大する計画。 amNY が同日、伝えた。

市長事務所の発表によると、市の金融エンパワーメントセンターと連携し、専門家が指導する。担当者は生徒と家族向けに無料のカウンセリングやワークショップを実施、仮想の銀行シミュレーションなどを提供する予定。対象地域は、ブロンクス6区、ブルックリン4区、マンハッタン3区、スタテン島とクイーンズが各1区。銀行口座を持たない住民が多い地域が優先された。
アダムス市長は、「(学校で)複雑な数学は学ぶのに、税金の仕組みを知らずに卒業する現状を変えたい」と趣旨を説明。市教育局(DOE)のアビレス=ラモス局長も「卒業後の人生に役立つ基本的スキル」として取り組みを支持している。
同様のクラスは今後、中・高校へも拡大される見通し。
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