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「ブロードウェイ(Broadway)」は、おそらく世界で1番有名な通りだろう。そしてブロードウェイは、ニューヨークで一番長いストリートでもある。
実はこのブロードウェイ、マンハッタンの南端から始まり、なんとニューヨーク州の州都・オールバニーまで約240kmも続いている。そのうちマンハッタンにあるのは約24kmほど。ブロードウェイは、歴史とともに変化し続け、今もなお人々を惹きつけている。
◆ かつては「インディアンの道」?
ブロードウェイのルーツは、1855年にNY市が取得した「ブルーミングデール・ロード(Bloomingdale Road)」にさかのぼります。それ以前は、ネイティブ・アメリカンのウィクワスゲック族やワッピンガー族が使っていた交易路だったとも言われている。
17世紀初頭にオランダ人が「ニューアムステルダム(現在のニューヨークシティ)」に入植すると、この道は入植地同士をつなぐ重要なルートになった。やがてイギリスの統治下に入り、「ブロードウェイ」という現在の名前が定着した。
◆ パリのシャンゼリゼ通りとも関わりが…
セントラルパークの完成で失業した労働者の雇用も目的もあり、1867〜69年にかけて、ブロードウェイは大改修が行われ歩道や並木道が整備された。なんとモデルはフランス・パリのシャンゼリゼ通りだったというから驚く。
◆ 現在のブロードウェイ
現在のブロードウェイといえば、ミュージカルの聖地として世界的に有名だが、劇場だけではなく、ユニオンスクエア、タイムズスクエアなど、文化・歴史・緑が交差する魅力的な通りとなっている。
1904年以降に整備された歩道やベンチ、街路樹は、1980〜1993年の大規模改修で「グリーンモール」として再設計され、現在もその姿が受け継がれている。ブロードウェイを歩くときには、歴史に思いを馳せてみるのもよいかもしれない。
文・写真/藤原ミナ
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