2024年から25年にかけて、ニューヨーク市内の412の地下鉄駅周辺で家賃が上昇。調査対象の全地下鉄駅の87%に相当することが、不動産検索サイトのレントホップ(RentHop)が11日に発表した調査報告で明らかになった。

同サイトは地下鉄駅ごとの1ベッドルーム・アパートの家賃中央値と、前年度比の家賃上昇率を集計し、年次地下鉄家賃マップとして発表。分析によれば、ブルックリン、クイーンズ、ブロンクス各区の地下鉄駅周辺で家賃が14%急上昇し、特に新規開発地域で顕著だった。
市内のアパートの家賃中央値は現在4700ドルで、前年同期比6.6%の上昇。1ベッドルームの家賃中央値は4472ドルで、前年同期比5.3%の上昇だった。8%(40駅)の駅で賃貸料金が前年同期比で減少、24年の56駅を下回った。賃貸料金が変わらない駅は3%で、マンハッタンの主要駅であるユニオンスクエアが含まれていた。
一方、下落したのはブロンクスの4番線と6番線沿線、およびウィリアムズバーグのG線とL線沿線。ブルックリン、ブロンクス、クイーンズ、さらにはマンハッタンのアップタウンでは、新規開発や改修工事により家賃が上昇した。
前年比で大幅に値上がりした地下鉄駅
E、M、R線・スタインウェイストリート(3000 ドル、+14.29%)
4番線・183丁目( 2278ドル、+14.19%)
Q線・オーシャンパークウェイ(2800ドル、+14.03%)
2、5番線・ブロンクス・パーク・イースト(2100ドル、+13.51%)
4番線・キングス・ブリッジ・ロード(2350ドル、+13.33%)
前年比で家賃が下落した地下鉄駅
F線・アベニューN(1900ドル、−5.0%)
L線・カナーシー/ロッカウェイ・パークウェイ(2000ドル、−4.72%)
4番線・170丁目(2300ドル、−4.17%)
A、C線・ロッカウェイアベニュー(2590ドル、−3.99%
F線・アベニューP(2200ドル、−3.93%)
マップは、2024年2月1日〜25年4月30日までのレントホップの長期賃貸用家具なし1ベッドルーム・アパートの賃貸データを基に作成。地下鉄駅周辺の正確な価格を算出するため、各地下鉄駅から800メートル(0.5マイル)以内の重複しない賃貸物件リストを少なくとも20件調査し、その中央値を算出した。物件情報が20件未満の場合は、駅からの半径を最大2000メートルまで拡大した。
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