
カリフォルニアで誕生したアジア系食材専門の宅配スーパー。現在はアラスカ、ハワイを除く48州に広がっており、サンフランシスコ、ロサンゼルス、ニューヨーク、シアトル、ヒューストン、シカゴ、タンパにある配送拠点から商品が配送されます。ここニューヨークではWeee!の日本人利用者が全米でNo. 1となっており、アジア系家庭の日々の食事を支えています。
Weee! 10年間の取り組みと新たな挑戦
2015年にカリフォルニア州で中国系食材のグループ購入サービスを開始したのがWeee!の始まりです。その後、2017年に各家庭への配送を開始し、現在のサービスに進化していきました。食材の豊富な取り揃えや利便性だけでなく、食材の鮮度、梱包の丁寧さなど、Weee!で注文すると安くて良い品物が届くという評判が広がり、アジア系の家庭を中心に利用者が増え続けています。
鮮度と価格、利用者第一に考えた商品展開
取り扱い商品は、入荷した際のクオリティチェックを徹底し、温度管理が肝となる生鮮食材は、冷却設備を整えた倉庫で徹底管理されています。とくにフルーツは旬の季節が限られているため、季節に適した商品の仕入れはもちろん、その年の生産量や品質に応じて、販売期間が調整されています。



丁寧な梱包で、食材を届けるサービス
商品の丁寧な梱包も、Weee!の魅力のひとつです。調味料類などの割れ物はしっかりと梱包材に包まれ、液体と粉類は分けて梱包。その他、冷凍食品には保冷剤を同梱するなど、どれも日本に住んだことのある人ならば「当たり前」に感じますが、アメリカでここまで完璧な梱包を行なう宅配スーパーは少ないのではないでしょうか。
これについて、Weee!が最も大切にしているのはお客様の声だといいます。お米がそのままの状態で届けられたという利用者からの声に対して、箱への梱包を徹底させるなど、出荷担当と連携しながら改善を図っています。細やかな部分に気が付く日本人利用者の声は大変貴重で、サービス向上に役立っていると話します。
日本チームの誕生
2021年から、日本、韓国、ベトナムなどアジア各国にチームが編成され、その国の食事事情に精通したメンバーがストア構築や商品のセレクトを手がけています。発足当初、日本のストアでは業務用の調味料や下処理されていない食材など、一般家庭では使いづらい商品が多く、品揃えにもばらつきがありました。これらの課題をひとつずつ改善していき、日本人利用者が満足できるサービスへと成長させていきました。

いち早くトレンドをキャッチするため、各国のチームとのコミュニケーションも大切にしています。
日本人に身近な商品の導入
日本チームのメンバーは現在8名。彼らは日々の暮らしの中で、「アメリカでも気軽に買えたら便利だな」という日常の気づきをもとに、新しい商品のセレクトに励んでいます。数年前に本格的に日本米を仕入れた際には、そのおいしさと手頃な価格帯により、大きな反響があったといいます。最近では炒め物に加えるだけで味が決まる調味料や、焼くだけで仕上がる切り身魚など、調理の負担を減らしつつ、日本の味が楽しめる食品を増やしています。

日本人に使い勝手の良いストア構築について
商品の品揃えと同じくらい、アプリやウェブサイトのストア構築も宅配専用スーパーにとって重要です。パソコンやスマートフォンの画面上で見せられる商品数には限りがあるため、必要なものを素早く見つけられるよう工夫を凝らしています。日本人利用者は、季節に応じて商品を購入する傾向が高いため、その季節にあったものを都度ストア上のコンテンツやメルマガ等で紹介しています。
日本語検索機能にも、Weee!ならではの細やかな気配りがあります。ひとつの商品に対して、ひらがな、カタカナ、漢字で検索がヒットするのはもちろん、日本人のお客様が普段使う呼び名でも検索できるよう調整しています。例えば日本で馴染みのある魚「銀だら」。以前は英語名である“Black cod”が商品名でしたが、これを日本語表記に変更し、説明を加えることで日本人の購入者が増え、定番商品となっています。
今後の展望
アメリカで暮らしながらも、日本の食にふれたときの安心感や喜びは格別です。Weee!のスタッフも、その実感があるからこそ同じ思いをお客様に届けたいといいます。アメリカで手に入りにくい商品の取り扱いを広げつつ、Weee!を安心して利用できるよう、買いやすさ、コンテンツやセールの充実、丁寧な配送やアフターフォローに力を入れ、ネットスーパーならではの強みを生かしたサービスの提供を目指しています。



Weee! ウィー!
ウェブ:sayweee.com
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