2025年9月8日 NEWS DAILY CONTENTS

「正解を求める教育」が子どもを弱くする? 親ができる5つの工夫

正解を求める教育には、思わぬ落とし穴がある。現実の人生はテストのように答えが一つに決まっているわけでなく、むしろ不確実さの連続だ。15年以上にわたりビジネススクールで成功者の思考を研究してきた専門家が、不確実性を受け入れ前進する力を養うため、できるだけ早いうちから子どもに教えるべき秘訣を紹介している。CNBCが1日、伝えた。

分断する社会、AIの急速な進化など、子どもを取り巻く環境は不確実性に満ちている。写真はイメージ(photo: Unsplash / Pamela Buenrostro)

子どもに不確実性を受け入れさせるには、保護者が手本を示すべきだ。保護者ができる5つのサポートは次の通り。

1. 迷いを否定しない 

答えがすぐに出せなくても、2つの異なった考えが浮かんでも問題ないと伝える。何かを理解しようと努力したときは褒めてあげよう。

2. 答えだけでなく、アイデアを生み出す手助けをする 

保護者が介入し解決してしまうのではなく、試せそうなことや起こり得る結果などを問いかけ、子どもが試行錯誤しながら自分で答えを見つける手助けをする。

3. 迷いと意思決定のモデルを示す

自分の思考プロセスを子どもとシェアする。自ら学ぶ姿勢を示し、パニックではなく好奇心を持って取り組む姿を見せる。

4. 年齢を問わず遊びの時間を確保する 

音楽、視覚芸術、演劇などの活動は、安全な環境で自己表現し、選択の結果を学ぶ場を提供する。

5. 生活習慣を整える

睡眠、食事、運動、人間関係が安定していれば、不安定な状況でも冷静に考えやすい。

                       
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