米国勢調査局(U.S. Census Bureau)の推定によると2023年現在、アメリカに在住する日本人(自己または先祖の出身が日本。移民とアメリカ国籍の日系人の合計)は160万人。アジア系住民の約7%を占め、6番目に多い。非営利団体ピュー・リサーチ・センターがそのプロフィールをまとめた。

人口
在米日本人の人口は2000年から37万人増加。約20年前と比べると100万人増えている。移民が人口の24%を占めており、2000年の32%より低下しているものの総数は33万人でほぼ横ばいだ。移民の66%は10年以上在米し、アメリカに帰化した人も33%に上る。
言語
5歳以上の日本人の87%は英語が堪能。移民では53%に落ち、アメリカ生まれ(日系アメリカ人)では98%。
年齢
中央値は39.4歳で、アジア系全体の34.7歳より高い。移民の中央値は49.2歳。移民人口の約8%が18歳未満、25%が65歳以上だ。日系アメリカ人の中央値は34.4歳。約25%が18歳未満、17%が65歳以上。
学歴
25歳以上で、大卒以上が54%。学士は35%、大学院学位が19%。アジア系全体では56%が学士号以上を取得している。25歳以上の日本人では、移民と日系アメリカ人の学士号以上の取得率がほぼ同水準(それぞれ55%、54%)。
婚姻および出生
成人の53%が既婚。移民では67%、日系アメリカ人では47%。また15〜44歳の女性の5%は、調査までの1年間に出産経験がある。
居住地
カリフォルニア州が41万人と最多。ハワイ州(25万人)、ワシントン州(8万人)、テキサス州(6万5000人)、ニューヨーク州(5万5000人)と続く。都市で最も多いのはホノルルで20万人。2位はロサンゼルスの17万人。3位はサンフランシスコで6万5000人。
所得
日本人世帯の年収の中央値は9万9700ドル。アジア系全体の10万5600ドルを下回る。移民世帯は8万5100ドル。日系アメリカ人世帯は10万4000ドルと差がある。16歳以上の日系アメリカ人の個人の年収の中央値は5万5100ドルで、アジア系全体(5万2400ドル)を上回った。フルタイム労働者は7万5000ドルだ。
貧困状況
7%が貧困状態にある。アジア系全体の10%より低い。移民は8%、日系アメリカ人は7%。
住宅所有率
65%が住宅を所有。移民は52%で日系アメリカ人の70%より低い。
宗教
無宗教を含む特定の宗教団体に属さない人は47%と、アジア系全体の32%より高い。キリスト教信者は25%で仏教徒は19%となっている。
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