今年、サンフランシスコやロンドンで大盛況だった「ケーキピクニック」が、ニューヨークにやってくる。数百種類のケーキが一堂に会するこのイベントへの参加ルールや登録方法の詳細は?

このイベントのルールはシンプル「No Cake, No Entry(ケーキがなければ入場できない)」というもの。つまり、食べるだけの参加は許されず、参加者全員が自分のケーキを持ち寄ることが求められる。日本人からすると「自分で作ったケーキを持っていくのに参加費までかかるの?」と驚くかもしれない。しかしそこにこそ、イベントの面白さがある。

欧米では「ただ観客になる」よりも「自ら参加する」カルチャーが根付いている。ポットラック(持ち寄りパーティ)や以前に紹介した「白づくめの4000人が集結する謎のピクニック」など、みんなで場を作るイベントが人気だ。「ケーキを作って持ってくる」という条件は、むしろ参加者同士の一体感を強める要素になっている。
持ち寄ったケーキは自分の作品でありながら、会場に並べば他の数百のケーキのひとつになる。そして「スイーツでつながる仲間」の一体感も味わえる。このイベントは、創設者エリサ・スンガの「ただ甘いものをみんなと楽しみたい」という個人的な夢から始まった。小さな輪になってケーキを食べ合う、そんなささやかなイメージが、いつしか巨大なスイーツフェスティバルに成長したのである。
プリンセスケーキ、ロシアンハニーケーキ、アップサイドダウンケーキなど、普段はなかなか出会えないレアなケーキに出会えるのも魅力。世界中の焼き菓子文化が交わる場としても貴重だ。参加者は自分のケーキを通じて自己紹介をするようにお互いを知り合い、ケーキをシェアすることで新しいつながりが生まれる。単なる食イベントではなく、文化交流の場として楽しめるのも魅力の1つだろう。
チケットは、10月6日の販売後30秒ほどで完売しているが、ボランティアとして参加するという裏技もあるので要チェック!また、12月13日には「COOKIE PICNIC」も開催予定。
文・藤原ミナ
CAKE PICNIC
日時
11/8(土)
場所
53 Scott Ave, Brooklyn,
公式サイト
https://www.cakepicnictour.com/nyc-tickets
インスタグラム
@cakepicnictour
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