連邦判事は24日、起訴状を提出した米司法長官の任命が無効であるとして、ニューヨーク州のレティシア・ジェームズ司法長官と元FBI長官のジェームズ・コミー氏に対する刑事事件を却下した。キャメロン・マクゴーワン・カリー連邦地方裁判官は、リンジー・ハリガン暫定連邦検察官の任命が憲法違反であり、彼女が事件を提起した行為は「違法」かつ「無効」であると結論付けた。ただし、適切に任命された連邦検察官によって事件が再起訴される可能性がある。ABCニュースなど主要メディアが同日、伝えた。

トランプ大統領がバージニア州東部地区に指名したハリガン連邦検事は、トランプ大統領が、事件を起訴することに抵抗していたとされるエリック・シーバート前連邦検事を解任した後、キャリア検事の反対を押し切って、ジェームズ氏とコミー氏を起訴。検察官としての経験のないハリガン氏は、トランプ大統領がSNSの投稿で、パム・ボンディ司法長官に対し、コミー氏、ジェームズ氏、アダム・シフ議員(民主)を起訴するために「今すぐ行動せよ!」と呼びかけたことを受けて、起訴した。
ホワイトハウスの報道官は、この決定を受けて記者団に対し、司法省は「まもなく」この判決に対して上訴すると述べた。
ジェームズ氏は昨年、トランプ氏を相手に民事詐欺訴訟で勝訴し、同政権の政策に異議を唱える複数の訴訟を主導。2020年に購入した住宅に関連する住宅ローン詐欺の容疑で起訴され、無罪を主張していた。コミー氏は、2020年に上院司法委員会で証言した内容に関連して虚偽の陳述と議会手続き妨害の各1件の罪で起訴され、無罪を主張していた。
ジェームズ氏は判決後の声明で「根拠のない告発に直面しても恐れず、ニューヨーク市民のために日々戦い続ける」と述べた。コミー氏はSNSの投稿で「この事件は私個人にとっても重要だったが、何より重要なのは、アメリカの大統領が司法省を利用して政敵を標的にしてはならないというメッセージを伝える必要がある点だ。政治的立場は問わない。これは根本的に非アメリカ的であり、われわれ全員の自由を守る法の支配に対する脅威だと認識すべきだ」と記した。
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