2025年12月5日 NEWS DAILY CONTENTS

今年のクリスマスツリーは “節約” が新トレンド? ビンテージ&手作りで楽しむ飾り付け術

クリスマスツリーの飾り付けを始める時期になった。アメリカ人の85%が財布の紐を締めたいと思っている中、昔ながらの飾りを再現するというのはどうだろう。スリフトショップで買ったり、自分で作ったりすれば節約になる。ビジネスインサイダーが3日、飾り付けの参考になりそうなクリスマスツリーの歴史をまとめた。

手作りの王冠やオーナメント、ビンテージのテーブルクロスやコスチュームで「古き良き時代のクリスマス」を再現してみては?(photo: Unsplash / Annie Spratt)

ツリー用電球を考案したのはトーマス・エジソンの関係者で1882年のこと。それまではろうそくを灯していた。1920年代までに、電球の飾り付けが一般的になってきた。キャンディーケインやオーナメントが加わったのは30〜40年代。キャンディーケインは17世紀のドイツで始まり、1800年代に移民がアメリカに持ち込んだ。ミント味は20世紀になってからだ。

オーナメントは当初銀製で、富の象徴だった。その後は銅やスズに代わり、第一次世界大戦で銅が不足するとアルミや水銀製になったが、火災や中毒の原因にもなった。40年代、物資が不足した第二次世界大戦中は、松かさや木の実でオーナメントを自作した。ツリーも生木が出回らず、人工樹の使用が始まった。戦後はその反動で、グッと派手になった。50年代中頃にはガーランドやアイシクル(つらら)も加わった。60年代にはパールビーズも登場。ジョンソン大統領夫人はポップコーンでガーランドを作った。

雪が積もったような人工ツリーも大量生産が始まった。19世紀には小麦粉を振りかけていた。漂白剤で脱色する方法もあるが火災の危険があるので、これはおすすめできない。

70年代には陶器のツリーの販売が始まった。綿などで雪を模すのもこの頃から。ストッキングは赤と緑のフエルトで小さな鈴を付ける。これは昔から変わらない。食卓は赤いテーブルクロスに色とりどりのテーパーキャンドルを。今年はビンテージものや手作りで、クリスマスを彩ることにしよう。

(photo: Unsplash / Cris DiNoto)

                       
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