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世界中のファッショントレンドが一堂に会するニューヨーク・ファッション・ウィーク。2月13日〜16日にかけて行われ、今回その中で、まだ世界的には知られていない才能ある若手デザイナーや独立系ブランドの輩出に力を入れる「グローバル・ファッション・コレクティブ(Global Fashion Collective)」に潜入。日本人デザイナーの活躍に密着した。

セレブだけじゃない、ファッションウィーク
世界中からセレブリティがゲストとして訪れる有名ブランドのコレクションにスポットライトが当たるニューヨーク・ファッション・ウィークだが、今後の活躍に期待がかかる “期待の星” が発掘されるのも魅力の一つ。グローバル・ファッション・コレクティブは、ファッション関係者や世界中のメディアに向けて発表する絶好のチャンスを活かし、「新たな才能」をプレゼンテーションし続けている。

そして同ショーの特徴は、日本を中心とするアジア諸国のデザイナー参加率の高さ。今回はアメリカ、インド、中国、台湾、そして日本からは3組のデザイナーが参加した。
着物ジャケットというユニークなアイテムで海外のファンを虜にする「おうん(OUNCHAN)」を手がける渋谷純子さん、弱冠20歳ながら初のニューヨークでのコレクション披露を成功させたMarika Suzuki(マリカスズキ)さん、そして日本の伝統工芸品を独自の世界観で “表現” へと昇華し続けるアーティスト、Ao Miyasaka(アオミヤサカ)の日本人デザイナー3人が会場を盛り上げた。
弱冠20歳「成人式に出る時間も惜しんで…」
「人生で一度は出てみたかったニューヨークの舞台。緊張して顔が真っ赤に(笑)」と話すのはMarika Suzukiさん。廃棄予定だったペットボトルやテキスタイルなどを使用しながら、鮮やかな色使いと立体的なシルエットで「体に触れる空間的なアート」を作り出したMarikaさん。コレクションは、自身の0〜18歳の軌跡をたどるように構成されている。


「ちょうどこのショーにスカウトしていただいたのが18歳のとき。成人式に出る時間も惜しんで、人生初のファッションショーに挑みました。今回の衣装にも映画からのインスピレーションがたくさん入っているのですが、私は小さい頃からティム・バートンの映画が大好きで。将来は映画の衣装を作ったりとか、K-POPアイドルとか舞台衣装が注目されているので、そういった特殊な見た目の衣装に取り組んでいけたらと思っています」

涙を見せながら「悔しいです」
また会場でひときわ注目を集めていたのが、Ao Miyasakaさんのコレクション。自身の経験を基にした「暴力による死」や「過去の自分」をテーマに落とし込み、日本の伝統工芸品が織りなす匠の技とともに力強いコレクションを披露した。京都の職人が手がけた般若を取り入れた象徴的なドレスには観客が見入っていたが、実は裏ではアクシデントも起こっていた。

「ミリ単位で調整し、固定していた般若のパーツが、出る直前に切り落とされてしまうハプニングがあり…。準備期間がものすごく長かったので、とても悔しいです」と涙を見せたが、その後はなんとか気持ちを立て直し、インタビューに応じてくれた。


初めてのコレクション発表で痛恨のアクシデントに見舞われることとなったが、そんなAoさんの作品に感銘を受けたグローバル・ファッション・コレクティブの担当者が彼女をとあるショーに推薦。「ショーが終わってからオファーをいただき、東京・渋谷で3月に開催される楽天ファッションウィークへの出展が決定したんです。私の作った作品や職人さんの工芸品を、『アート』として受け入れてくれるニューヨークに感謝しています」
◇
ニューヨークは挑戦の街。挑戦の舞台に上がるためには計り知れない努力と、きっかけをつかみ取る力が必要だ。しかし、その舞台に立った彼らが全身全霊で挑み、夢を叶えていく姿は光輝いている。今回、初めてニューヨーク・ファッション・ウィークに参戦した日本人デザイナーたちが今後、どのようなものを作り上げ、人の心を動かしていくのか。目が離せない。
取材・文・写真/ナガタミユ
【続編】ショーの後にミッドタウンで展示会を行ったAo Miyasakaさんの密着記事
→ 2/23(月)に公開予定
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