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地下鉄全車両に防犯カメラ設置へ
プライバシー侵害を懸念する声も

ニューヨーク州のホークル知事は20日、MTAが地下鉄全車両に防犯カメラを2台ずつ設置すると発表した。同日、ゴッサミストが報じた。
市内の地下鉄は6455車両。防犯カメラの総数は1万3000台に上り、総予算は550万ドルだ。すでにこの6月、2番線と4番線の100車両にカメラを試験的に取り付けており、全車両の設置完了は2025年になるという。「ビッグ・ブラザーが監視していると思うかもしれない。まさにそれが狙い」とホークル氏。「犯罪を防止し、市民に安心して地下鉄を利用してもらいたい」と続けた。
市内472カ所の全地下鉄駅には総数1万台の防犯カメラが取り付けられている。しかし今年4月、N線の車両内で銃乱射事件が生じた際、ブルックリン区36丁目駅のカメラが作動しなかった。利用者満足度調査で不満の原因を「安全性への懸念」とする回答が最も多かった。実際、NYPDによる今年8月までの集計で、殺人や強盗といった凶悪犯罪が地下鉄網内で1507件発生している。昨年同期間の約20%増だ。
ただし、プライバシー侵害を懸念する声もある。全米市民自由連合(ACLU)のダニエル・シュワルツ氏は「地下鉄内のカメラが防犯に役立つという証拠はない」と指摘。「コミュニティーに投資してこそ真の公衆安全が達成できる」と話している。
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