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サックス、カジノ設置の構想進める
「なぜマンハッタンにないのか」

「モナコには派手なカジノがあるのに、なぜマンハッタンにはないのか。壮大なカジノを持つべきではないのか」。マンハッタンの高級百貨店サックス・フィフス・アベニューは、最上階を含めた上層階にカジノを設置する構想を進めている。ニューヨークポストが12日、伝えた。
同店を所有するHBC(カナダ・トロント)のリチャード・ベイカーCEOは、ポスト紙の取材に対し、5番街の夜間の人通りを増やすためにも、カジノが必要との認識を強調。9階から3フロアを占め、ジェームズ・ボンドが活躍する映画「カジノ・ロワイヤル」に登場するようなスタイリッシュなカジノになるとの見通しを示した。
ニューヨーク州は昨年、ニューヨーク都市圏にラスベガス型カジノのライセンスを新たに3つ発行すると表明した。今回の計画は、この流れを受けて、練られ始めたという。ベイカー氏は、ライセンス許可が得られれば、1年以内に開業できるとしている。
このほど公開されたライセンス申請書によれば、サックスのほか、MLBニューヨーク・メッツのオーナー、スティーブ・コーエン氏、不動産王のステファン・ソロヴィエフ氏、ハドソンヤードの開発者スティーブン・ロス氏らが獲得に関心を抱いている。音楽界の大物Jay-Zも、不動産開発業者と組み、タイムズスクエアへのカジノ誘致に意欲的な姿勢を示している。
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