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気候変動とその影響を調査・分析している非営利団体「クライメット・セントラル」は、地球温暖化による海面上昇や洪水多発を予想した米国の沿岸地図を作成した。2050年までに、マンハッタン区は中程度、ニュージャージー州のハドソン郡やバーゲン郡は深刻な影響を受けるとしている。
この地図は温室効果ガスの抑制、水面上昇や洪水の程度、運を加味している。それによると、温室効果ガスの抑制が進まず、水面上昇や洪水が増すような最悪の場合、ニュージャージー州のニューアーク空港、クイーンズ区のフラッシング・メドウズ、ブルックリン区レッドフックのIKEAは水没する恐れがあると予想している。
米国東部は最近、洪水が相次いで発生。大きな被害をもたらしている。バーモント州は「千年に1度」の豪雨が過去12年間に2度も襲来。被害状況を視察したブティジェッジ米運輸長官は「100年に1度の災害が毎年起こるようになった。コミュニティーの対応を検討する必要がある」と述べている。
気温が摂氏1度上がると、大気中の水蒸気は7%増加する。これが大雨をもたらし洪水を引き起こす。米航空宇宙局(NASA)によると、地球の気温は1880年からすでに少なくとも摂氏1.1度上昇した。今後も地球温暖化が進み、大雨や洪水が頻繁に発生すると専門家は警告している。(20日、PIX11)
2050年の最悪の状況を示した洪水予測マップ
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