
我が家は定期的に断捨離をします。物がたくさん溜まってくると、心までゴチャゴチャしてゆったり整理が出来ずに余裕がなくなってくる気がするので、自分のものはもちろんのこと、8歳の息子にも協力してもらい、おもちゃや本、自分で作った作品など、本人的にいるものいらないものを仕分けしてもらいます。
我が家には特に決まり事などないのですが、唯一あるとすれば「執着心を持たない」こと。物、感情、考え方、仕事、お金など、執着するとそれに囚われて新しいものが入ってこないし、生き方がしんどくなるだけなので、毎日ハッピーに暮らすためになるべく執着心は持たないようにしようねと赤ちゃんの頃から伝えてきました。それを理解してくれているのか、断捨離をする時には私でも驚くくらい潔く捨ててくれます。
もちろん、本人が残しておきたいと言った物は、私がいらないと思っている物でも残します。でも大抵は、その時必要だと思っても次の断捨離のタイミングで本人もいらないと言って捨てています。
彼はとにかく、絵でも文章でも書くこと(描くこと)が大好きなので、作品がどんどん溜まっていきます。何かについての表、地図、絵、独自の料理レシピ、自作の物語など、紙と鉛筆さえあれば何時間でも過ごせるくらい、毎日何か書いています。信じられないくらい短くなった鉛筆を使うので、「もっと長い鉛筆使ったら?」と言うと「まだ書けるから〜。」と言って使い続けます。
物を大事にして本当に偉いなぁと尊敬しつつ、そんな風に何時間もかけて一生懸命作った作品でも、「これはいら〜ん。」と言ってポイポイ捨てるので、私の方が「えぇ〜?これも捨てちゃっていいの?」と驚く時もしばしば。おかげで家はすんなり片付きます。
特に今は、この秋に生まれてくる二人目の赤ちゃんのスペース確保のために、家族みんなで協力して片付けをしています。二人目も断捨離に協力的だったら助かるなぁ〜と淡い期待を寄せつつ、NYでの初めての出産をドキドキしながら待っています!

シンガーソングライターの植村花菜です。2016年に渡米し、夫、8歳の息子とニューヨークで暮らしています。NY生活や子育てに関するエッセーを綴っていきます。
公式サイト: http://ka-na.us
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