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ニュージャージー州で2020年、プラスチック製と紙製の使い捨てレジ袋を禁止する法律が制定された後、プラスチックの消費量は3倍近くに増加したことが、民間調査で明らかになった。法律制定前に使用されていたレジ袋は5300万ポンド相当だったが、施行後は1億5100万ポンドに増えた。同法は、22年5月に施行された。

施行後、ニュージャージー州の買い物客は再利用可能な袋の使用を余儀なくされている。ただ、調査によれば、再利用されることはほとんどなく、再利用したとしても平均2~3回しか使われていないという。同州では、多くの人が再利用可能なバッグを使い捨てバッグとして使用している。こうしたことを踏まえると、法律の施行されたことによる実害の方が大きいとの見方も浮上している。
再利用可能なバッグは、現在禁じられている使い捨てプラスチックバッグと比べると、製造過程で使用されるプラスチックの量は15~20倍に上るとされる。研究者によれば、ニュージャージー州の住民にとって、再利用可能な袋が環境にふさわしい成果をもたらすためには11〜59回使用される必要があるという。一方、法施行により、州内で50店舗を展開する小売業者は、再利用可能な袋で約4200万ドルの収入を得ており、新たな収入源になっている。(1月22日、フォーブス)
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