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改造ピストル、規制求める声高まる
犯罪で使用広まり、警戒強める当局

ニューヨーク州議会で、機関銃のように発砲できる改造ピストルの規制を求める声が高まっている。法案提出に向けた動きも進んでおり、改造されるのを防ぐための対策を取らなかった場合、銃メーカーによるピストル販売を禁じる内容を盛り込んでおり、こうした対応を取るのは全米で初めての州となる可能性がある。
全米で発生した銃乱射事件や殺傷事件で、改造ピストルの使用が増えていることを受け、警備・警察当局は警戒を強めている。改造された銃は、親指の爪ほどの大きさ。機関銃のように引き金を引くだけで、全ての弾を発射することができる。法案起草に当たったゼルナー・マイリー上院議員(民主・ブルックリン区選出)によれば、グロック社(ジョージア州)製のピストルは簡単に改造でき、実際に犯罪に使われるケースが増えている。グロック社の広報担当者にコメントを求めたものの、回答はなかった。
こうした動向に対し、ニューヨーク州ライフル・ピストル協会のトム・キング会長は「多くの政治家は、銃の仕組みを理解していない」などと反発を強めている。ニューヨーク州議会は2019年以降、民主党が上下両院で多数を占めており、いくつかの銃規制法を可決、成立させた。 (7日、ウォール・ストリート・ジャーナル)
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