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ニュージャージー州が、北東部の他州に先駆けて気温が急上昇し、温暖化が進行していることが、非営利団体「クライメイト・セントラル」のデータで分かった。専門家は、海水温度の上昇に加え、一部地域における乱開発など複合的な要因が絡み合っている可能性が高いと指摘している。ニューヨーク・タイムズが3日、伝えた。

団体によれば、全米の年間平均気温は1970年以来、約2.5度上昇したのに対し、ニュージャージーは約3.5度上昇。全米で、気候変動による温暖化が3番目に進んでいる州だという。気候学者で、ラトガース大学のデビッド・ロビンソン教授(地理学)氏は、同州は海岸に沿って細長い地形であるため、海からの熱による影響が大きいとしている。別の研究によると、海水の温暖化は、大西洋の海流が氷河の融解の影響を受けている可能性があるとしている。
一方、米環境保護庁がまとめた2020年の報告書は「都市が密集しており、土地の開発がヒートアイランド現象を引き起こしている」と強調。とりわけ、最大都市のニューアークは、夏には華氏100度に達することがあるという。同州のみならず北東部全般では、6月に襲った熱波が今後も続く上、暴風雨や洪水も深刻化するとみられる。非営利団体によれば、全米で最も温暖化が進むのはアラスカ州で、次いでニュージャージーに隣接するデラウェア州だという。
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