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金属探知機導入・橋閉鎖
独立記念日の花火大会にNYPD厳戒態勢

ニューヨーク市警察(NYPD)は1日、7月4日の独立記念日を祝う花火大会に金属探知機を導入すると発表した。 同日、ニューヨークポストが報じた。
メーシーズ主催のこの花火大会は毎年恒例。ファニタ・ホームズ巡回部長はこの日の記者会見で「マンハッタンのFDR側に金属探知機を設置する」と説明。「私服を含む警官を至るところに配備する」と続けた。警察犬(K9)部隊や爆弾処理班も動員。ウイリアムズバーグ橋と57丁目の橋も閉鎖する。
ここまでの厳戒態勢は9・11同時多発テロの翌年、2002年の花火大会以来。その時はFDRで見物するまでにチェックポイントが3カ所設けられ、自由の女神像の観光客は金属探知機をくぐらなければならなかった。
これは市内で銃を使った犯罪が多発していることを受けたもの。最近も、タイムズスクエアで白昼観光客が撃たれたり、ブロンクス区でギャングの銃撃に巻き込まれた2人の子どもが、すんでのところで難を逃れるという事件が起きている。
勤続20年超のベテラン警官は「市は安全ではない。市長は全米一安全だと言っているが、暴力事件を抑えられずにいる」と批判。「とうとう、花火大会に金属探知機を持ち込まなければならなくなった。悲しい限りだ」とため息をついた。
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