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心のこもった、本物の酒造り
大阪から南へ約70キロ、和歌山県北部の沿岸部に位置する海南市黒江は、室町時代から漆器の産地として栄えた職人の街。そんな温かみのある、文化を大切にする土地に「名手酒造店」は蔵を構える。

純米醸造酒が95%とほぼ純米に特化、自家製米にこだわり蔵内に精米所を併設、さらには優れた酒米を確保するため製造者自ら産地農家を訪れ、直接買い付けている。仕込み水は、紀州の名水「万葉黒牛の水」と同水脈である蔵の井戸水を精密ろ過した、ミネラル豊かな弱軟水を使用。値打ちある本物(純米酒)を追い求め、こだわって醸した「純米酒 黒牛」は、柔らかい香りを持ちつつ、米の旨みをうまく引き出した、幅のある味わいに仕上がった同蔵定番の食中酒。旨口か、やや甘口ながらもあっさりとした口当たりは、タレで食す焼き鳥のような味の濃い料理にもとてもよく合う。
また、昨年から米国での販売も開始した「純米吟醸 雄町 黒牛」は、傑出した酒米・岡山県産雄町を100%使用したボリューム感ある仕上がり。グラスから漂う香りは穏やかだが、口の中で複雑さが増す。さらにしっかりとした酸味は空気に触れることで柔らかくなるので、飲み飽きることなく、時間を掛けてじっくり楽しむことができる。
今や和歌山の地酒の代名詞となっている「黒牛」。蔵周辺は、約1300年前まで浜辺であったそうで、黒い牛の形をした岩があり、万葉集に「黒牛潟」と詠まれていることに因み、酒銘としたという。地元の伝承を背負い、正統な純米酒を醸していく覚悟を表現したそうだ。これからもその覚悟を持って、このまろやかな味わいを造り続けていく。
株式会社名手酒造店
和歌山県海南市黒江846
www.kuroushi.com販売元:JFC International, Inc.
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