マンハッタン区のイーストビレッジの喧噪から少し離れた住宅街に、感度の高いニューヨークでも人気サロン「REBIRTH」はある。このサロンが、支持されている理由(わけ)とは──今回、その秘密を探ってみた。
このサロンが、おしゃれな女性に人気の理由。

【Uchida Ryuji】 東京の美容室「RITZ」で店長ディレクターを務め、女優やモデルのヘアメイクを手掛ける。NYと東京をベースにさまざまなコレクションや雑誌撮影に参加、幅広く活動している。 2012年4月オープン「Rebirth」代表。
1、「心を読み取る」 カウンセリング力
真っ白なブリックの壁、コツコツと心地良い音を立てる木の床、シンプルだがセンス良く整えられたインテリア──店内は、Ryuji氏の美意識とこだわりが細部にまで息づいている。またRyuji氏は、とてもよく顧客の話に耳を傾けてくれる。押しや主張が強いヘアスタイリストも多いが、同氏はどちらかと言えばもの静かだ。この「心身ともにリラックスできる、心地よい空間がたまらない!」という顧客も多い。髪の悩み、日頃のケアの仕方、憧れのスタイルはもちろん、毎日の暮らしの中での楽しかったことや抱えている問題まで、思わずなんでも話してしまうというのも頷ける。
いつもは物静かなRyuji氏だが、顧客が何を求めているか、何をアドバイスすべきかを的確に判断し、この時ばかりはハッキリと雄弁にわかりやすく伝えてくれる。Ryuji氏のスタイリングは、もうすでに始まっているのだ。
2、「なりたい自分になれる」 提案力
話をただ聞いてくれるだけでは、意味がない。それを持ち前の高い技術で「かたち」にしてくれることを、顧客は望んでいるのだ。Ryuji氏は、じっくりと顧客の話に耳を傾けた上で「なりたい自分になる」ためにはどうすればいいかを、提案する力にも優れている。
たとえばこの春は「明るすぎないナチュラルで透明感のあるカラーリング」を提案してくれた。「夏に向けて髪の色を変える人は多いけれど、一気に明るくしてしまうのではなく、春はナチュラルに、桜色のようなピンク系からバイオレット系の色がおすすめです。短いニューヨークの春を、こんなふうに楽しむこともできるんです」とRyuji氏は教えてくれた。
3、「どこまでも親身になる」 プロフェッショナル
パーマがかかりにくい髪質や持続性・経済性を求める顧客に、デジタルパーマをすすめるサロンは多い。だが、髪の長さや状態などを冷静に見極め「誰にでも必ずしもデジタルパーマをすすめるわけではない」とRyuji氏は言う。
また、パーマ剤が髪の奥まで浸透するデジタルパーマだからこそ、髪を傷めることなくずっとスタイルを維持できるよう、日本の3社のパーマ剤を常時揃え、顧客に合ったチョイスができる万全の体制を整えている。
すべては顧客のために──というRyuji氏のプロフェッショナルな姿勢と、人としての本当の優しさ。このサロンの人気の秘密を垣間見た気がした。
REBIRTH
304 E 8th St(bet B & C Ave)
☎212-677-1742
www.rebirthny.com■営業時間/月~金:11am~8pm
土:10am~7pm
日:10am~6pm
■定休日/火曜
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