マンハッタン区に3店舗を構える「Tokuyama Salon」。今年7月に東京・広尾に逆進出を果たした、今ニューヨークで最も勢いのある日系ヘアサロンにこのほど、3人の新たなスタイリストが加わった。3店舗を日替わりで行き来しながら忙しい日々を送る3人の魅力に、「トレンド」「ツヤ」「ショート」の3つのキーワードから迫る。
気鋭のサロンに新たなスタイリスト

(左から)Seijiさん、Nozomiさん、Kiyoさん
トレンドをプラスした オンリーワンに田中誠二(Seiji)さん
広島で6年、東京で7年、ヘアスタイリストとして修行を積み来米したSeijiさん。Tokuyama Salonはニューヨークの街そのものを映し出すように、3店舗で全く異なった客層を持つ。トライベッカのハイエンドな装い、イーストビレッジの個性派ファッション、アッパーイーストサイドでは洗練された大人の雰囲気−。多様な個性とスタイルが混在するニューヨークだからこそ、その違いを楽しみながら、どんなスタイルでもこの街にふさわしいトレンドを取り入れたオンリーワンを創り出すのが使命だ。
「その人の“今”を引き出すお手伝いがしたい」と笑顔で語り、最新のファッションやインスタのチェックは欠かさない。「トレンドを押さえた最高のクオリティーを提供します」と自信をのぞかせる。
「つやスタイル」はおまかせ 山本希(Nozomi)さん
東京のサロンで8年間の勤務を経て、今年念願のニューヨークに挑戦。どんなスタイルも器用にこなす一方、全てのスタイルにおいて「つや」のある髪を重視している。「きれいにカットしても、つやがなくパサパサでは魅力も半減します」。単にヘアスタイルを創るだけでなく、まとまりやすく自然なつやが出るカットが最大の武器だ。ヘアサロンに行った日だけきれいに見えるスタイルではなく、再現性の高いスタイルが大切だと強調し、「今の自分の髪を最大限に活かして美しいスタイルを創ることが、お客様の満足にもつながる」と目を輝かせる。
ニューヨーカーは「健康的なセクシーさ」を求める人も多く、これを引き出すためにも、つやとブローのしやすさには重点を置いている。

ラグジュアリーながらもリラックスできる、上質な空間
ショートカスタムマスター 堤清空(Kiyo)さん
東京・原宿などのサロンでヘアスタイリストとしてキャリアを積んでいた9年目、テレビ番組に出演していたオーナーの徳山隆偉(たかひで)さんに感銘を受け、「この店で経験を積みたい」と渡米への夢を膨らませたKiyoさん。自ら店に連絡し、その熱意を買われ今年夢の第一歩を踏み出した。
得意とするのは大人の魅力を引き出すショートカット。年齢が上がるにつれロングからショートにする傾向があるが、それぞれのライフスタイルや肌に合うカラー、全体が引き立つハイライトの割合なども考慮して、「その人にいちばん合うスタイルを創りたい」と熱く語る姿に親しみが湧く。「ロングは分け目を変えたりアップにしたりとスタイルを変化させやすいけれど、ショートはシンプルだからこそディテールが大切」。どんなファッションが好きなのか、どんなスポーツをするのかなど、会話の中からも個性を把握してベストなスタイルに生かすという。

アッパーイースト店
230 E 83rd St(bet 2nd & 3rd Ave)/646-666-8565
イーストビレッジ店
627 E 6th St(bet Ave B & C)/212-260-7607
トライベッカ店
34 North Moore St(bet Varick & Hudson St)/212-219-3539
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