
動画アプリ「TikTok」のサービスが再開された19日、安堵したニューヨーク市内のインフルエンサーの声を同日、amニューヨークが伝えた。
中国資本のTikTokは安全保障面で問題があるとして連邦議会で規制法案が成立。連邦最高裁も合憲との判断を下したことから18日、サービスの提供が止まった。しかし、大統領に就任するトランプ氏が施行を猶予するとの意向を示したことから状況が一転。翌日、サービスが復旧した。
「クリエーターや小規模ビジネス、コミュニティーが結びつき、発展していくのに必要なプラットフォーム。それを取り上げるのは困る」と話すのはニューヨーク市を拠点に活動するパーソナリティーのキム・マーステインさん。「Excuse My Grandma」のページには44万4000人のフォロワーがおり、TikTok上では1600万人が「いいね」。TikTokは「共感を呼ぶビジュアル作りに欠かせない」と、TikTok禁止はブランドとビジネスの存続危機につながると訴える。
「Themegandaily」に24万1000人のフォロワーがおり、TikTok上の「いいね」も400万人の市内ガイド、メーガン・マロードさんもTikTokは他のSNSと比べてユニークで「アルゴリズムを使い成長は早いし、リーチも広い。コンテンツの可視化にも役立つ」と指摘する。「参入障壁が低く、ビデオ投稿はグーグル検索でも上位に掲示され、ビジネスに不可欠」だという。
ただ、TikTokは「病みつきになる」と警鐘を鳴らす利用者も。キャロライン・リタッコさんは「TikTokが生活のルーティーンになっていて、気になって仕方がない」と告白。「麻薬のようなもの。(サービス提供中止は)良いことかもしれないって思ったわ。だってTikTokがなくなれば外に出ざるを得なくなり、もっと健康的な生活をするようになるから」
編集部のつぶやき
「寂しい」「なんとなく静かで風水的な気分」…TikTokがブラックアウトした後、ご近所友人からのメッセージが飛び交った。これで分かったのが「意外とみんなTikTok見てたんだ」と。それもそのはずアメリカ人の1億7000万が登録していた。単純計算で人口の半分。アプリが復活した後にシェアが来たのは、猫や犬のビデオばかりだったが😅(K.T.)
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