ニューヨーク市はこのほど、猫を鳥インフルエンザ(H5N1型)から守るための注意事項を発表した。全米の8世帯で、計13匹の飼い猫がH5N1に感染し、発症や死亡していたことが確認されている。Silive.comが20日、伝えた。

米獣医学会(AVMA)によれば、猫同士の感染の有無は不明で、猫用ワクチンはまだない。主な感染源は食べ物とされている。感染防止のための注意事項は次の6つ。
①低温殺菌または十分に加熱していない乳製品や初乳を猫に与えない ②肉は十分に加熱する ③野生動物との接触を避けるため、外には出さない ④病気や死んだ鳥、その他の野生動物に飼い主が接触しない ⑤H5N1が確認された地域では特に、猫が家畜や家禽と触れる環境から遠ざける ⑥大型の猫と野生の鳥を接触させない。
猫や家禽、家畜、野鳥やその他の動物に接触した後は、十分な手洗いを忘れずに。感染の可能性がある動物や死骸に触れた後は、衣類と靴を交換し、露出した皮膚を十分に洗おう。
感染した猫は、食欲不振、無気力、発熱の症状が現れ、その後急速に悪化する可能性がある。また、協調運動障害や旋回、震え、発作、失明などの神経症状の他、ひどい落ち込みや鼻や目からの分泌物、呼吸異常、くしゃみや咳などの症状がみられることもある。感染が疑われる場合は、獣医に連絡し症状を説明する。猫を免疫不全の人と接触させないことが肝要だ。
編集部のつぶやき
のら猫の平均寿命は2〜3年といわれています。鳥インフルエンザにかかって死んだとしても、その数字は表に出てこないでしょう。暖房が効いた部屋でヌクヌクと惰眠を貪るうちのニャンコもブロンクス出身の元のら。レスキューグループあってのにゃん生です。感謝!(A.K.)
関連記事
NYで卵の価格が高騰…1ダース10ドルも 鳥インフルで「5月回復も期待薄」
RECOMMENDED
-

客室乗務員が教える「本当に快適な座席」とは? プロが選ぶベストシートの理由
-

NYの「1日の生活費」が桁違い、普通に過ごして7万円…ローカル住人が検証
-

ベテラン客室乗務員が教える「機内での迷惑行為」、食事サービス中のヘッドホンにも注意?
-

パスポートは必ず手元に、飛行機の旅で「意外と多い落とし穴」をチェック
-

日本帰省マストバイ!NY在住者が選んだ「食品土産まとめ」、ご当地&調味料が人気
-

機内配布のブランケットは不衛生かも…キレイなものとの「見分け方」は? 客室乗務員はマイ毛布持参をおすすめ
-

白づくめの4000人がNYに集結、世界を席巻する「謎のピクニック」を知ってる?
-

長距離フライト、いつトイレに行くのがベスト? 客室乗務員がすすめる最適なタイミング
-

機内Wi-Fiが最も速い航空会社はどこ? 1位は「ハワイアン航空」、JALとANAは?
-

「安い日本」はもう終わり? 外国人観光客に迫る値上げラッシュ、テーマパークや富士山まで








