ニューヨークの地下鉄で逮捕された犯罪常習犯5人の逮捕歴は合わせて590件に上り、強盗やレイプなどの凶悪犯罪による逮捕歴が100件以上含まれていることが明らかになった。NYポストが2日、伝えた。

“地下鉄極悪列伝”として紹介された常習犯は、ブルックリンとクイーンズの34のニューヨーク市警察(NYPD)交通地区で実施された「生活の質向上」パイロットプログラムで検挙。同プログラムは挙動不審な乗客に職務質問するというもので、NYPDの統計によれば、未解決の刑事事件で指名手配されていた数十人を含む、より重大な犯罪の容疑者313人が逮捕された。
ロバート・デイビス(56)の逮捕歴は129件。そのうち19件は強盗9件を含む重罪。ラテンキングスのメンバーで現在はライカーズ島拘置所に収監されている。ジョージ・モリーナ(36)は128件。うち60件は重罪で52件の強盗逮捕を含む。服役中。ケニー・ミッチェル(28)は116件だが軽犯罪中心の“小物”。ライカーズ島の住人。
ウィリアム・ワッツ(57)は強盗3件、暴行2件を含む114件。パブロ・コロン(56)は強盗、レイプ、暴行、窃盗などの重罪16件を含む103件。ふたりとも過去に何度も逮捕歴があるにもかかわらず、保釈金なしで釈放されていた。
NYPD関係者は「100回以上逮捕歴があり、知られたギャングの一員である人物をやっと捕まえることができれば、常識的な人なら最終的にこれらの取り締まりが理にかなっていると理解できるかもしれない」と話している。
編集部のつぶやき
NYPDは路上や地下鉄での攻撃的な物乞いや薬物の露店販売、ホームレスを取り締まるための新しい「生活の質」部門を新設すると発表しています。(A.K.)
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