2017年2月3日 NEWS

NJ州ではしか感染報告 通院の前に電話連絡を

 1月31日付のCBSニューヨークによると、ニュージャージー州でこのほど、はしかの感染例が報告され、感染拡大の懸念が広がっているという。
 感染したのは、ワクチンを接種せずに海外に渡航したパサイク郡の7カ月の乳児。同21日にセント・ジョセフ病院、23日にはセント・ジョセフ・メディカルセンターでそれぞれ治療を受け、現在は自宅で療養中だというが、同州の保健局は、通院時に接触した人がいる可能性もあるとし、現在乳児と接触した疑いがある人の特定を急いでいる。しかし、感染していても15日間ほど症状が現れない場合もあるため、特定は難しいという。
 同州ジャージーシティでは、先週にも海外渡航歴のある男性がはしかに感染していることが確認されたばかり。この男性は同16〜19日までの間に、ニューポート・モールやPATHトレインのニューポート駅など多くの人が集まる公共施設を訪れたことが分かっている。同局は感染拡大を最小限にとどめるため、感染が疑われる場合は、医療機関を訪れる前に、まず電話で連絡をするよう、市民に呼び掛けている。
 はしかはウイルス性疾患で潜伏期間が最大21日と長く、高熱やせき、全身の発疹などの症状が現れる。

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