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19日付のエーエム・ニューヨークによると、ニューヨーク州都市交通局(MTA)が乗り放題のメトロカードを値上げした同日、これに反対する利用者らがブルックリン区のバークレイズ・センター前で抗議した。
初乗り運賃は2.75ドルに据え置かれたが、30日間乗り放題が116.50から121ドルに、また7日間乗り放題が31から32ドルにそれぞれ値上げされた。また、これまでメトロカードに5.50ドルをチャージするごとにもらえた11%のボーナスが5%に引き下げられた。この9年間で6回目となる値上げは、安全性やサービス向上のためとMTAは説明しているが、「老朽化が進み、遅延が頻発する汚い地下鉄になぜここまで払わなくてはいけないのか」という利用者からの怒りの声は絶えない。
加えて、「MTA運賃の値上げは低所得者層にとって大打撃になる」と失業者の就職を支援するNPOのジェシー・レイモン代表は話す。「貧困から抜け出すために職を探していても、交通費が高すぎて賄えず、就職活動すらできない人も多い」とレイモン氏は主張しており、高齢者や障がい者に割引運賃が適用されるのと同様に、低所得者も割引の対象にすべきと訴えた。

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