花嫁たちの間で最近、ヴィンテージのウェディングドレスが注目されている。ヴィンテージドレスは、持続可能性とコストの面で優れているばかりでなく、現代の大量生産されたドレスと比べて独自のスタイルと高品質な生地が特徴。いまどきの花嫁のハートをガッチリつかんでいるヴィンテージのウェディングドレス事情を4月11日付のウォール・ストリート・ジャーナルが伝えている。

ブライダルサロンで見るドレスは「興奮や特別感を感じられない」「インスタグラムのフィードで見たものばかり。全てが同じに見える」と話すのは、最近結婚式を挙げた女性たちの言葉。最終的に彼女たちはそれぞれ、ヴィンテージドレス専門店で2000ドルの1980年代のティエリー・ミュグレーのスーツと、2000ドルの1980年代のシルクタフタのドレスを選んだ。
ヴィンテージ専門店のオーナー、レア・ブレイクさんは、1万ドルを超える豪華なウェディングドレスのブームが多くの花嫁にとって終焉を迎えたと指摘する。「大金をドレスに費やすのは現代の親密な結婚式の雰囲気には合わず、時代遅れなんです」。ウェディング業界は無駄遣いが目立つ傾向にあるが、中古のドレスを選ぶことは意識的な選択だと話す専門家もいる。
ヴィンテージドレスの品質の高さも忘れてはならない。現在の市場では、高級ウェディングドレスメーカーでさえもポリエステル生地や模造レースを使用しており、ヴィンテージドレスに見られる純シルクや本物のフランス製レース、タンブール刺繍や手作りの生地などの装飾を現代のドレスに施すには天文学的な値段になるという。
専門家は、中古ウェディングドレスの購入を検討している顧客に対し、袖や脇が過度にきついデザインや小さなボタンが過剰に付いたデザインは避けることなどをアドバイス。結婚式で繊細な生地のドレスを着用する花嫁には、披露宴用に別の衣装に着替えることを提案している。またヴィンテージのサイズは概して小さいので、サイズラベルは意味がないそうだ。
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