ヘアサロンで数百ドルを費やす女性たちにウォール・ストリート・ジャーナルが密着取材し、その理由を2日、レポートした。

ニューヨークやロサンゼルスの多くのヘアサロンでは、1回の施術の費用が500ドルを超えることも珍しくない。しかし、高額な費用にもかかわらず、女性たちはカラーリング、カット、エクステンションなどに出費を惜しまない傾向にある。
「一生懸命働いてきたんだから贅沢を楽しみたい」と話すのはニューヨークで外科医として働くジェシカ・ラットマンさん(50)。彼女は8〜10週間ごとに1250ドルのヘアカットを予約している。「ボトックスやフェイスリフトと同様、美容は自分への投資」と話すラットマンさんは、整った髪型は外見に自信を与え、職業的な信頼性にもつながると考えている。
ロサンゼルスの移民支援会社のCEO、ダシャ・ハンターさん(34)は年に1回、「ボヘミアンブレイズ」と呼ばれるゆるい編み込みに640ドルをかける。多忙なハンターさんにとって手間が省け、ストレスフリーで、自信も与えてくれる存在だ。「スターバックスには行かない。外食を控える代わりに髪と肌にはお金をかけている」と、美容への優先順位は高い。
ロサンゼルスの港で働くグロリア・イバーラさん(39)は5週間ごとに550ドルを使ってヘアエクステンションのメンテナンスを受けている。グロリアさんにとって髪型は「いちばん最初に人の目に入る要素」であり、自信の源だ。仕事ではヘルメットが必要でも、オフでは28インチのロングヘアを楽しんでいる。「美容を生活の中心に据えている。外食やネイルを削ってでも、髪にお金をかける価値はある」と話す。
マンハッタンの高級ヘアサロンのオーナー、ジュリアン・ファレルさんは、「髪は最も重要なアクセサリー」と考えている。「寝ているときも起きているときも、髪はあなたの一部なんです(だから大切に)」
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