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世界貿易センター（WＴＣ）跡地に建設中のワン・ワールドセンター４棟のうち、２棟の建設工事が中断される見込みがあることが分かった。再度、テロ攻撃の標的となる可能性や、レストランなどが少なく、ビネスの中枢であるミッドタウンから離れているなど不便という理由で、同ビルのテナントがなかなか埋まらない状態だという。
ビルオーナーにワン・ワールドセンターへの移転をほのめかし、リース料値上げを食い止めたり、値上げ率を抑えるなど、同ビルをリース更新の際の値切り手段に使う会社も増えているという。
大きなオフィスビルは大抵、テナントがすべて決まるまで時間が掛かると言われ、エンパイアステートビルやWＴＣについては数十年掛かっている。ワン・ワールドセンターもテナント探しに苦労しているようだが、ビル内や近くのフルトン通りには地下鉄の新駅が設けられ、通勤が便利になるなど、交通面での課題はクリアしたと言える。
テナントが決まり次第、工事は再開する予定だ。
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