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ニューヨーク市に本社を構える雑誌出版大手のコンデナストはこのほど、インターネット通販大手の米アマゾン社と提携し、紙雑誌と電子雑誌をどちらも閲覧できる定期購読プランの販売を開始することを発表した。出版社がアマゾンと提携して同様のサービスを提供するのは、今回が初。
対象となるのは「ヴォーグ」「グラマー」「ボナペティ」、「ラッキー」「ゴルフ・ダイジェスト」「ヴァニティ・フェア」「ワイアード」の7誌で、購読プランに加入するとすべての雑誌が紙版および電子版の両方で読み放題になるという。
初期料金(6カ月間)は月々6ドルで、アマゾンの電子書籍リーダーであるキンドル・ファイアーや、アップルのタブレット端末アイパッドをはじめ、複数の携帯端末プラットフォームでも閲覧することができる。
コンデナストは、ことし中に「ニューヨーカー」などの主力雑誌11誌もプランに加えるとしている。
同社は当面の間、従来通りの購読手続きも継続する予定だが、今回の試みが成功すれば、将来的にはアマゾンがすべての購読販売を取り扱うものとみられている。
専門家はこの動きについて「アマゾンはコンテンツの充実を目指しており、今回の提携はその一環。より多くの人をアマゾンに呼び込むのが狙いだろう」と分析している。
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