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今年の夏、ニューヨークでは例年よりはるかに多くのホタルが観察されている。公園内を散歩したり、樹木が多いストリートを歩いたりしていて、幻想的な光景を目にした人も多いはずだ。ホタル復活の秘密を8日付NYポストが解き明かしている。

(photo: Unsplash / Tony Phan)
アメリカのホタルは、清流や水田などの水辺に生息する日本のホタルとは違い、草むらや庭など幅広い環境に生息する。ホタルの急増は、春の長雨にあると話すのは、アメリカ自然史博物館の昆虫学者、ジェシカ・ウェア博士。ニューヨーク5区では今春、雨量が昨年と比べてほぼ倍増。5月の降水量は約6インチを記録した。
「ほぼ絶え間ない雨でカタツムリやナメクジなど、ホタルの幼虫の大好物が土壌に多く発生し、理想的な環境になったから。雨が多いと、彼らは本当に元気に育つのです」
ホタルは絶滅危惧種ではないが、農薬や殺虫剤、人工的な光害により近年、個体数が著しく減少している。とりわけ光害は、ニューヨークにおいて深刻な問題だ。渡り鳥と同様に、ホタルは過剰な光によって方向感覚を失う。あまりにも明るい場合、ホタルは互いの発光を認識できなくなり、交尾ができなくなる。
ウェア博士によると、交尾のピークは7月末まで。ホタルたちは“恋人”を探し求めて忙しく飛び回り、情熱的なダンスを繰り広げる。見るなら今がチャンス。遠回りして公園に寄ってみたりベンチに長く座ったりして、自然が織り成す輝かしいパフォーマンスを楽しんでみては。
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