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ニューヨーク州を拠点とする米石油大手のヘス・コーポレーションは7日、給油所網の運営部門を別会社として分離するための申請を行ったことを明らかにした。同社は昨年、ヘッジファンドであるエリオット・マネジメント社のポール・シンガー氏から、業務合理化の実施を求められていた。
今回の業務分離は、給油所およびコンビニエンスストアの運営業務を行っている完全子会社であるヘス・リテールの株式を、すべてヘス・コーポレーションの株式保有者に分配する形で実施される予定で、課税対象外となる。
別会社の設立は年内に行われる予定だが、具体的な期日は定められていない。
ヘス・コーポレーションはこれまでに、石油精製事業からも撤退しており、今後は石油の探査と生産に注力していくこととなる。
また同社は昨年5月、経営方針を巡って4カ月にわたり繰り広げられてきた論争の末、エリオット・マネジメントが推薦する3人を取締役に任命している。
ヘス・リテールは、コンビニエンスストアの運営業者としては東海岸で最大規模を誇り、ヘス、ヘス・エクスプレス、ウィルコ・トラベル・センターの店舗名で1258店舗の給油所および食料品店を展開している。
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