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米国で、乗用車に設置するチャイルドシートの規格が改正される動きがあることが分かった。高速道路交通安全事業団(NHTSA)が明らかにしたもので、子どもを乗せた乗用車が側面から衝突された場合に備えるべく、新たな試験を課すことを提言している。
NHTSAは新規格が導入されれば、子どもが交通事故に巻き込まれ死亡する件数が年間5件、負傷は64件低減されるとしている。
研究では、子どもが死亡または負傷する交通事故は、子どもを乗せた乗用車が交差点を通過する際、信号などでいったん停車し再度加速したところに、横から別の車が突っ込む形で発生することが多い。
新規格案ではこれを踏まえ、すべてのチャイルドシートを対象に、衝突された際のドアの変形などを再現した試験を行うことを提案している。
運輸省長官のアンソニー・フォックス氏はこれについて声明を発表し、「新たな試験の導入により、側面からの衝突時に車の座席がどう機能するかについて重要なデータがもたらされるだろう」とコメントした。
この新規格案は90日間、一般から意見を募った後、問題点の検証などを行うことになっており、導入がいつになるかは分かっていない。 NHTSAは、早急な実現を目指すとしている。
また、新規格の導入が決定された場合には、シート製造業者が対応するための準備期間として3年間設けられることになっている。
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