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ニューヨーク州ロングアイランドのショッピングモール「ウォルト・ホイットマン・ショップス」内にあるレストランの地下で22日夜、一酸化炭素中毒が発生し、マネジャーの男性が死亡した。
現場は、ボストンを拠点とする「リーガル・シーフード」。同日夜、同店の地下で女性が倒れたとの通報を受け、警察や救急隊が出動。警官らもめまいを覚えたため、一酸化炭素中毒が原因であると断定、店内にいた客や従業員を避難させた。
その後、同店マネジャーのスティーブ・ネルソンさん(55歳)が地下で倒れているのが見つかり、ハンティントン病院に搬送されたが、間もなく死亡が確認された。また別の従業員が一酸化炭素吸引により現在も入院しているほか、26人が手当てを受けた。
捜査の結果、給湯器の送気管から一酸化炭素が漏れていたことが判明。当局は同店に対し、欠陥設備の使用について最高2000ドルの罰金を伴った召喚状を送付した。
一酸化炭素は石油や天然ガスなどの化学燃料が不完全燃焼を起こすことにより発生する有毒ガスで、無色透明、無臭のため気付きにくい。ニューヨーク州消防法では、就寝用の施設には一酸化炭素検知器の設置を義務付けているが、飲食店などは規定の対象となっていない。
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