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ニュージャージー(NJ)トランジットは、ことし2月にニュージャージー州のメットライフ・スタジアムで行われたスーパーボウルの開催期間中の運営について、観戦客の公共交通機関利用による赤字が約560万ドルに上ったことを明らかにした。
NJトランジットのロニー・ハキム取締役は2日、同州議会の上院委員会に出席し、スーパーボウル開催中の出費が従業員への残業代などを含め、およそ720万ドルであったことを報告した。
開催期間中は、予想を大幅に上回る観戦客がメットライフ・スタジアムへの往復にNJトランジットの交通機関を利用した。
一方、同期間中の運賃および広告の販売による収入は、160万ドルだった。広告については、NJトランジットのウェブサイトや電車などの車両内、スタジアムの最寄駅であるセコーカス駅などの広告枠を、清涼飲料水大手のペプシが購入していた。
NJトランジットは当初、スーパーボウル開催中の利用者数を1万人から1万2000人と見積もっていたが、実際には3万人もの人が利用した。
ハキム氏の前任であるジム・ウェインスタイン前取締役は、スーパーボウルに関連したNJトランジットの運営方法で批判を受け、辞任している。
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