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米国では今夏、「トランスフォーマー/ロストエイジ」「アメイジング・スパイダーマン2」「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」と3本の超大作アクション・ヒーロー映画が次々と公開しているが、玩具店の主力商品とも言えるこれらヒーローのグッズの売上が伸び悩んでいる。
映画自体の人気は依然高く、すでに公開されている「キャプテン・アメリカ」と「スパイダーマン」の興行収入は2位と3位を記録するなど、好調なすべり出しを見せている。「トランスフォーマー」は6月27日から公開予定。
こうした背景にも関わらず、ウォルマートやターゲット、トイザラスといった大型小売業者における映画キャラクターグッズの売上は不調であり、大幅な値下げの対象となっている。
市場アナリストは、その理由について「スパイダーマンやキャプテン・アメリカのキャラクターグッズを持っていない子どもが、もはやいないため」であると指摘する。
キャラクター商品のライセンス取得数を見ても、2011年に「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」が公開される直前と比較して、今回は5割減であるという。
マーベル・コミックス作品のライセンスを保有する大手玩具メーカー、ハズブロ社の株価は2日、前日比3%減となり、終値52.18ドルで取引された。大人気のヒーローキャラクター故に、続編が公開される度に関連グッズが爆発的に売れるということはないようだ。
一方で、ディスニー映画「アナと雪の女王」やゴジラのキャラクター商品の販売数量は、依然として好調となっている。
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