
11月のサンクスギビング(感謝祭)、12月から1月にかけてのクリスマス休暇など、ホリデーシーズンは1年の中でも特別な時期です。けれども、航空券やホテルの予約が遅れてしまうと、せっかくの休暇が「高すぎる休暇」になりかねません。「いつ予約するのが一番お得か」「どうすれば費用を抑えられるのか」今回は、そのヒントをご紹介します。

◆ いつ買うべき?予約のタイミングは
サンクスギビングやクリスマス時期の旅行ならハロウィン(10月31日)までに予約をするのが理想的。ハロウィンあたりから、サンクスギビングが近づくにつれて価格は大幅に上がります。国内航空券は最大40%も値上がりすることも。
そこで、ホリデーシーズンの航空券は出発の2〜3か月前から動くことをおすすめ。アメリカ国内線の場合でも、3週間前までの予約が節約の大きなポイント。ハロウィン前には決めておきたいですね。
◆ 「曜日」も安く買える鍵に?
航空券を予約する曜日も重要。「同じ便なのに、予約した日によって値段が違う」そんな経験はありませんか?実は火曜から水曜にかけては航空券の検索数が減り、比較的安い傾向にあります(逆に、週末は検索する人が増えるため、価格が上がりやすいので要注意)。「ただし、ホリデーシーズンは時間が経つほど高くなるので、曜日にかかわらず早めの予約が肝心」と節約アドバイザーのアンドレア・ウォロックさん。

◆ さらに節約できる予約術
旅行の日程を柔軟に
出発日を祝日当日や翌日にすると、意外と価格が下がることがあります。また、帰りの便も休暇直後は高騰しやすいため、1〜2日ずらすだけで数百ドルの節約につながることも。また、直行便ではなく乗り継ぎ便を使うことで平均して22%も節約できます。少し柔軟に旅行の予定を組んでみましょう。
料金トラッカーなど、ツールを上手に活用すべし
Google Flights、Hopper、Skyscannerなどのアラート機能を使えば、希望路線の価格が下がったときに通知を受け取れます。複数ルートでアラート設定をしておくのもいいですね。
マイルとポイントを使う
ホリデーシーズンこそ貯まったマイルやクレジットカードのポイントを活用する絶好の機会。早めにチェックすれば、意外と少ないポイントで予約できる場合もあります。
ビザ費用も考慮
海外旅行では、渡航先のビザ要件に注意。国によって申請可能時期が2週間〜6カ月前までと異なります。パスポートも有効期限が6か月以上残っていないと搭乗を拒否される場合があるので要確認。
VPNやプライベートブラウザで購入
「ダイナミックプライシング」により、検索履歴によって値段が上がることがあります。VPNやシークレットモードで検索すれば、不必要な値上げを避けられることも。また、海外IPで検索すると安くなる場合もあります。
つまり、10月末までに火〜水曜を狙って予約し、料金トラッカーやマイルを駆使するのが、ホリデーシーズンの旅行で節約する秘訣です。
最安航空券予約カレンダー
| 旅行シーズン | 出発の最適予約タイミング | 安く買えるタイミング |
|---|---|---|
| 感謝祭(Thanksgiving) | 35日前 | 24〜59日前 |
| クリスマス(Christmas) | 51日前 | 32〜73日前 |
| アメリカ国内線(Domestic) | 39日前 | 23〜51日前 |
| 国際線(International) | 49日以上前 | — |
| ヨーロッパ旅行 | 48日以上前 | — |
| メキシコ・カリブ旅行 | 50日前 | 26〜79日前 |
| 春休み(3〜4月出発) | 43日前 | 28〜61日前 |
| 夏休み(7〜8月出発) | 21日前 | 14〜43日前 |
旅行費用は、タイミングと工夫次第で大きく変わります。予約は、 “早すぎず、遅すぎず” 、そして少しの柔軟性が、大きな節約につながります。今年のホリデーシーズンは、計画的な予約でお得に、そして心からエンジョイできる旅を実現してみてはいかがでしょうか。
【今日のひとこと】
休息は怠けではありません。むしろ次に進むための大切な準備です。
一生懸命働いたあなた、休日をゆっくり過ごすことで心と体に活力が戻ってきます。だからこそ遠慮せずに休む時間を取り、あなた自身の、あるいは大切な人との思い出づくりを楽しんでください。
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