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猛暑の中で感じる疲労感や脱水症状は、誰もが経験したことがあるだろう。ただその影響は一時的なものにとどまらないかもしれない。8月26日付の学術誌ネイチャー・クライメート・チェンジに掲載された新たな研究によると、極端な暑さに繰り返しさらされると、老化が加速する可能性があるという。タイム誌が8月27日、伝えた。

研究チームは、台湾で30回の熱波が発生した2008年から22年までの15年間、同地域に住む約2万5000人の医療データを分析した。肝臓、肺、腎臓機能、血圧測定、炎症検査など複数の検査結果を用いて個人の生物学的年齢を算出。さらに、受診前2年間の居住地情報を基に曝露した気温と生物学的年齢の関連を調べた。その結果、経験した猛暑日が多いほど、老化が早まることが判明。累積的な熱曝露が摂氏1.3度増えるごとに、生物学的年齢が約8〜12日進むことが分かった。特に肉体労働者と農村地域居住者が健康への影響を最も大きく受けていた。
気候変動により世界中で極端な熱波が頻発している。24年は観測史上最も暑い年となり、前年の記録を更新した。非営利の研究機関クライメートセントラルの調査によれば、1970年以降、アメリカの主要247都市の88%で猛暑日が増加している。
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