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米移民税関捜査局(ICE)が25日に発表したデータによれば、犯罪歴のない移民の収容者が1万6523人に達し、犯罪歴がある1万5725人や刑事告訴係属中の1万3767人を上回った。これはトランプ政権2期目で初めて、非犯罪者がICE拘束者の最大層となったことを示す。イギリスの日刊紙、ザ・ガーディアンが26日、伝えた。

トランプ政権は「危険な犯罪者の排除」を繰り返し主張してきたが、実態は矛盾する。元国土安全保障省(DHS)の高官は「トランプ政権は『犯罪者』の定義を拡大解釈し、不法滞在者なら『犯罪者』だと主張しているに違いない」と指摘する。
ただ、不法滞在は民事違反にすぎない。ICEの収容者総数は現在5万9762人に上り、8月末には過去最高の6万1000人を突破。背景にはトランプ政権が1月以降、南部国境を事実上閉鎖し難民申請者まで制限したことがある。さらにDHS幹部はICEに対し1日3000人、年間100万人の逮捕目標を課し、連邦捜査局(FBI)や麻薬取締局(DEA)、ホームランドセキュリティー・インベスティゲーションズ(HSI)など連邦機関に加え、州警察や保安官事務所も動員。こうした徹底した取り締まりの結果、副次的逮捕が急増し、非犯罪者や合法的滞在者の拘束も報告されている。
10月から始まる新会計年度では、共和党主導の議会が可決した法案により、史上最大規模の移民取り締まり予算が投入される見通しだ。
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