普段は非公開の、ニューヨーク市内のクールなスポット300カ所以上が、17〜19日の期間限定で公開される。

好奇心旺盛なニューヨーカーが心待ちにするフェスティバル「オープンハウスニューヨーク(OHNY)」、今秋のラインナップは、ロックフェラーセンターの屋上庭園、市の堆肥施設、エリス島の船、ワールドトレードセンターのプライベートギャラリーなど。どれも通常は立ち入り禁止とされている場所で、ワグナー公園やアストリアプールといった公共施設でも、普段は公開されない裏側を体験できる。今話題のゴワナス運河をカヤックで巡るツアーもある。
OHNYは、建築家スコット・ラウアーさん率いる建築家の草の根グループが、2001年の9/11同時多発テロ直後に創設。市内が警備強化で閉鎖された状況下でラウアーさんらは、「共有する都市構造の開放性が市民社会の基盤である」との信念の下、現フェスティバルを03年、ニューヨーク市初の「アーキテクチャウィーク」の一環として実施した。初回はボランティア300人が協力し、5区84カ所の施設を公開。初年度以降、フェスティバルは飛躍的に成長し、現在では250以上の場所と1000時間以上の無料プログラムを提供している。24年には5万人以上がOHNYウィークエンドの会場を訪れ、ツアーやパフォーマンスに参加し、1200人以上がボランティアとして登録した。
期間中は、通常は立ち入り禁止の場所に、建築家や技術者、歴史家、学芸員を招き、一般市民に彼らが創造し働く空間を垣間見せる機会を提供する。OHNYのクリスティン・ラブズ事務局長はプレスリリースの中で「OHNYウィークエンドは、都市を共有するというシンプルでありながら革新的な行為に根ざしている。ニューヨークを最も素晴らしい都市たらしめている人々、プロジェクト、場所を探求する『特別通行証』なのだ」と述べている。
公開場所のほぼ半数は無料で一般公開となり、事前登録やチケットは不要。ただし、一部の会場ではチケットが必要(3日正午から発売中。人気の場所は早く売り切れるので注意)。公開場所やチケット購入の詳細はリンクから。
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